見出し画像

飛行機は「遅れる前提」でいるとイライラしないのでオススメという話

飛行機を利用していて、多少なりともイライラしたことがありませんか?

特に到着の遅れによってイライラしたことがあるという人は多いのではないでしょうか。

ビジネスはもとより、観光目的であっても飛行機が定刻に着陸するのを前提に予定を立てる人が多いと思いますが、その予定の立て方がイライラをつのらせる要因でもあります。


どのぐらい遅れが発生しているのか?

国土交通省の資料にありますが、航空会社によって差があるものの、ANA/JALで90%ぐらい、LCCでは80%-90%程度しか定時運行率を達成していません。

定時運行率とは

これはANA/JALなら10回に1回は15分以上の遅れ、LCCなら5回に1回は15分以上の遅れに遭遇するということです。

また、個人の主観でありますが、5分〜10分の出発の遅れは多く発生していると感じます。


どういった理由で遅れるのか?

遅れる理由は様々あると思いますが、自分が実際に経験した感覚でいうと以下のようなことで遅れていることがありました。

1.搭乗者の遅刻

出発間近になると、「○○様おられますか?」といったアナウンスなどが流れると思いますが、遅延に至る理由として考えられることの1つが搭乗者がギリギリ(オーバー?)で来ることです。

2.搭乗

搭乗時、順番が呼ばれてチェックインすべきなのに、呼ばれる前から優先搭乗でもないのにカウンター前に並んだりする人がいると思いますが、そういった行為が後々遅れにつながる要因になったりもしているように思います。

また、機内で荷物の収納時に通路をずっと専有して通れない状態を作り出している人が多いことも影響しているといえます。

3.出発/到着ゲートの距離

地方空港だとコンパクトな作りなので、移動に時間はかからないのですが、羽田空港や成田空港、関西国際空港などはかなりの距離を移動する必要がある場合があります。この時間を見込んでないため、「1.搭乗者の遅刻」につながったりしていることもあります。

4.天候

あまり時間に大きな影響は受けないものの、天候によっては定刻通りのフライトにならないことも発生しています。


他にも遅延原因はありますが、ここでは割愛します。


対策は、移動日のスケジュールに余裕を作ること

ここからが本題ですが、遅延に対してどうするかといえば、利用者の立場でいえば多少遅れが発生することを前提にスケジュールを組むことです。

ビジネスで時間をずらせないなら、可能なら一つ早い便を選ぶ。あまり本数が多くない場合は、アポの時間をずらすといったことをするだけで、遅延した場合にも寛容になれます。


個人の観光の場合ですが、こちらもビジネスの場合と基本は同じです。

どうしても現地でずらせない予定があるなら、早い便を利用する。現地での予定が調整つきやすいなら、少し遅れることを想定した時間のスケジュールを組むことです。

個人的には1時間から1時間半ぐらいの余裕を見ておくと、何かあってもかなり冷静に行動することができます。


他の対策

他にも、以下のような対策はとれます。

・遅れた場合に連絡が必要な場所の連絡先をメモしておく

できれば到着日当日に予約制のアクティビティなどは入れないほうが、よりよいのですが、短い旅行期間の場合にはそうは言ってられません。
まずは予約するアクティビティの時間には余裕を持つこと。
その次に連絡先を把握しておき、すぐに連絡して時間をずらしてもらえないかなど交渉できるようにしておくことです。


・到着空港からの予定移動手段以外の方法を把握する

目的地の空港に到着した後、現地の目的地までの移動方法を決めて旅する人がほとんどかと思いますが、第一候補の移動手段以外も把握しておくと、多少遅れたとしても代替手段で対応できる可能性が高まり、安心できます。
・諦める
これまで記載した内容を試したものの、それでも予定通りにはいかず、八方塞がりになったなら、当初の予定を早めに諦めて別のプランを構築することもオススメです。

また、何日か滞在するようでしたら、別日のプランをいくつか消化する代わりに、他の日に本来予定していた目的を楽しむといった選択も可能です。


最後に

いかがでしたでしょうか。

最初から予定を詰めておきたい気持ちはわかりますが、そこをグッと堪えて少し遅れる前提でいるだけで、かなり余裕を持った旅ができるのでおすすめです。

ぜひ、試してみてください。

快適に旅するために必要な情報の共有を目指しています。 よろしければ、サポートお願いいたします。 また、Twitterでも旅行に関する話題を発信しています。 https://twitter.com/az09trip