_ayumisato_

さとうです。ドラマ『おっさんずラブ』にハマっていろいろ書いていました。

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さとうです。ドラマ『おっさんずラブ』にハマっていろいろ書いていました。

マガジン

  • 武川政宗という男について真剣に考えた

    ドラマ『おっさんずラブ』に登場した武川政宗という男について、あることないこと考え書き散らかしたノートをまとめました。現在5本。増えたら追加します。

最近の記事

『おっさんずラブ -in the sky-』のことを書きます

観てますインザスカイ。 「念のため」のつもりで1話から録画していて、最初の内は様子見、今は素直に楽しんで。なんか思うこともあるのでつらつら書きます。いい内容でも、悪い内容でもないと思う。 単発→連ドラ1期→映画→連ドラ2期と進んできて、感じるのは、作り手の感覚は確実にアップデートされてるよねってこと。 ●単発 同性を好きになることへの葛藤→ある 同性に好かれることへの嫌悪→ある(が、最後に薄れたかも?) 同性どうしの恋愛に対する偏見→めちゃくちゃある ●連ドラ1期 同性

    • 【ネタバレ注意】考察を無効化する『劇場版おっさんずラブ』感想 その2

      公開初日に感想その1を書いた。今日は2回目の感想。 ちなみに現時点で6DEADほど済ませました。まだだ。まだ終わらんよ。 もともとこのnoteを書きはじめたのは、ドラマ版を見て「あれ?」と謎の残るシーンがほんの少しあって、それについていろいろ推察したことを書きとめてみようと思ったことがきっかけだった。一つ気になるとあれもこれも、と、重箱の隅をつつくように隙を(なかば無理やり)見つけては、ああだこうだと好き勝手書き連ねてきた。 しかし、である。 劇場版では、そんなことをする

      • 【ネタバレしすぎ】『劇場版おっさんずラブ』 公開初日に4回おかわりしたやつのクソみたいな感想 その1

        ドラマ版は4話から観てどハマり、以降、DVD/BDとかサントラとかシナリオブックとか順調に公式に課金しつつ映画を公開初日に4回(舞台挨拶中継含め)観た、ごく普通の『おっさんずラブ』ファンの個人的な感想です。ネタバレしまくってるので未見の方は要注意、自己責任でお願いします。 タイトルの「その1」ってのは、あと何回観るのか、あと何回感想を書くのか予測がつかないからつけてるだけです。これで息絶えるかも。 ※鑑賞直後のネガポジ入り乱れた時系列めちゃくちゃな箇条書きです。 ※当人、や

        • 公開直前の私の消耗ぶりを記録しておく(主に政宗マター)

          「私の好きな人は、いつも違う人を好きになってしまうので…」 「2番目でもいいと、割り切れればいいのに。」 いや待って。 政宗のコピーやけに煽ってきすぎじゃない? DEADエンド濃厚すぎじゃない??? マジで比喩とかじゃなくこっち涙腺すでに腫れてるんですけど。 今日も仕事が手につかないんですけどおおお。 まだまだ先だと思っていた公開も、もう来週に迫っている。 先日超レア試写会があったので、万に一つのネタバレが怖くてうかつにSNSでタグ巡回もできないわけですが、それは別に問題

        『おっさんずラブ -in the sky-』のことを書きます

        • 【ネタバレ注意】考察を無効化する『劇場版おっさんずラブ』感想 その2

        • 【ネタバレしすぎ】『劇場版おっさんずラブ』 公開初日に4回おかわりしたやつのクソみたいな感想 その1

        • 公開直前の私の消耗ぶりを記録しておく(主に政宗マター)

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        • 武川政宗という男について真剣に考えた
          8本

        記事

          おっさんずラブ 自宅ソロ上映会レポ

          (ただ家で久々に録画再生したよっていうだけの雑記です) 劇場版の公開が近づいてきて気分が盛り上がってきたので半年ぶりぐらいに1話から見返していたのだけど、5話で切り上げてしまった。楽しいだけの気分でいたかったから。 折り返し地点の4話を過ぎたあたりから、登場人物たちの葛藤が前面に出てくるので、つらみが増すのだ。 葛藤とはすなわち、自分の気持ちを自覚すること。 例えば、ちずは春田への想いを。 きっぱりとフラれてしまった部長は夢見る乙女時代を過ぎ目覚めてなお想いを強くする。

          おっさんずラブ 自宅ソロ上映会レポ

          おっさんずラブ 廊下と屋上での会話から浮かぶ牧と武川の過去

          以前にこんなnoteを書きました。 今回もまあ、似たような感じで。第4話の、牧と武川の初めての二人きりのシーン。短いシーンですが、ここにも二人が付き合っていた当時に関するヒントがたくさん潜んでいる気がして、過去に思いをはせてみました。 まずは、どんなやりとりがあったのか、セリフをおさらい。 武川「お前は今、不毛な恋愛に足を突っ込んでる。そう思わないか?」  牧「…」 武川「完全にお前の…片思いなんだろう?」  牧「…はい」 武川「"あっち側"の人間を好きになっても、幸

          おっさんずラブ 廊下と屋上での会話から浮かぶ牧と武川の過去

          おっさんずラブ 牧が黒澤に戦いを挑んだ本当の動機は何だったのか

          「会社で公私混同はやめてください」 「手作り弁当なんて重いに決まってるじゃないですか」 「大事なのは長さよりも深さ」 「春田さんの悪いとこ10個言えますか?!」 『おっさんずラブ』第2話の名シーン、屋上での牧vs.黒澤部長の戦い。 何度観ても笑えるし、何度観ても「優柔不断」と「うつ伏せで寝る」しか覚えられない私です。 このシーンに至る経緯は、春田に対する黒澤の異様な執着(業務時間外の連絡、病室での様子、日報の内容)を不審に思った牧が、黒澤のことを春田を巡る恋敵として認定し

          おっさんずラブ 牧が黒澤に戦いを挑んだ本当の動機は何だったのか

          おっさんずラブ 解明できない謎リスト<その2>~公式ブック発売に寄せて~

          こちらのnoteの続きです。 引き続き、公式ブックへの以下の資料の掲載を求めてお訴え申し上げたい。 ・天空不動産の直近10年の人事記録(東京第2営業所メンバーのみで可) ・主要登場人物の年表(誕生~現在) 誰が、どこに、何年勤めているのか?勤続年数の長い順に並べると、以下のようになるかと思われます。 黒澤(新卒入社であれば30年以上?) 武川(同じく20年以上?) 春田(新卒入社10年目)←第2話の黒澤とのやりとりでほぼ確定 牧(新卒入社4年目)←公式設定で確定 黒

          おっさんずラブ 解明できない謎リスト<その2>~公式ブック発売に寄せて~

          おっさんずラブ 解明できない謎リスト<その1>~公式ブック発売に寄せて~

          「おっさんずラブ」公式BOOKの発売まで、残り1か月を切りました。 数々の裏設定、牧ごはんレシピ、眞島さんご本人考察による「武川という男」などなど…ファンを大喜びさせてくれそうなラインナップに、発売前から心躍らずにはいられません。財布開けて待ってます! で、ですね。 文藝春秋編集部の皆さま。 発売間近ということで、おそらく台割も確定し、現在は最後の校正の真っ最中、校了間近といったところかとは思うのですが… 謎は、どの程度まで解明していただけるんでしょうか??? こちら

          おっさんずラブ 解明できない謎リスト<その1>~公式ブック発売に寄せて~

          おっさんずラブ 牧と武川 セリフから読み解く二人の過去

          またか、とお思いでしょうが、またです。またですとも。 牧と武川の過去についての考察です。 公式でしっかり描かれ、答えが出ている安定した牧と春田は、観ているだけで満たされて、本当に幸せな気持ちをもらえます。 対して、断片的にしか描かれていない牧と武川の過去。どうしたって興味をそそられます。しかも悲恋。終わったことと言いつつ、お互いすべてを拭い去れているとは言い難い様子。 結局のところ、謎や負の感情に惹かれてしまうのです。下世話な人間ですみません(笑) 今回は、セリフの端々に

          おっさんずラブ 牧と武川 セリフから読み解く二人の過去

          おっさんずラブ 牧が春田とのルームシェアを決めた理由を考えてみた

          異動したばかり。慣れない仕事。いろいろと親切に教えてくれる、お人好しな先輩。一度だけ一緒に飲んだことがあるけれど、まだ出会ったばかりで、どこに住んでいて、どんな生活をしているのか、全く知らない、職場の先輩。 に、突然「一緒に住まない?」って誘われたら、どう思うだろう。 もし私が同じ立場だったら普通に無理だ。 いくら好感を抱いている相手とはいえ、いきなり躊躇なく生活まで共にできるなんて、どんだけオープンハートバリアフリーマンだ。しかも職場の先輩とってキツくない? 息抜きでき

          おっさんずラブ 牧が春田とのルームシェアを決めた理由を考えてみた

          おっさんずラブ 『Revival』が武川ソングだと気づいてしまった私の咆哮を聞いてくれ

          やばい。盲点だった。 言わずと知れた『おっさんずラブ』主題歌 『Revival』(スキマスイッチ)。 これ春田と牧の歌だって何の疑問も持たず聴き流してしまってたんですけど、とんでもなかった。これどっからどう聴いても武川ソングじゃん。 え? 知ってた? 確かにTwitter検索するとそういう感想もたくさん出てきますね。みんな感じてたんですね。ごめん今さらで。 春田と牧の歌だとすると、きっと6話と7話の間の空白の1年間の気持ちですよね。 でも、武川ソングだとすると、そうだな

          おっさんずラブ 『Revival』が武川ソングだと気づいてしまった私の咆哮を聞いてくれ

          なぜ おっさんずラブ を観ると優しい気持ちになるのか

          『おっさんずラブ』 この作品を1話観終わった後の疲れは異様だ。 ドキドキしたり、やきもきしたり、キュンキュンしたり、春田おまえそういうとこだぞ!と画面に向かって説教したり、牧くんマジ牧くん切ねえ…つれぇ…と嗚咽したり、ぶぶぶぶぶぶ部長おおおおおおおおおと戦慄したり… CMのぞいて約40分、感情の休まる瞬間がほとんどない。そして毎回、まさかまさかの次回予告が追い打ちをかける。トライアスロン完走した後に実はゴールはまだ先でしたっつって駅伝のタスキ渡されるようなものだ。そこから

          なぜ おっさんずラブ を観ると優しい気持ちになるのか

          【6/14 追記】おっさんずラブ 2話と3話の間、牧はどこにいたのか?

          全7話をリピートしているうち、どうにも埋まらない時間的な空白があることに気づいてしまったので、そこを埋めるべくあてのない考察を繰り返しています。 牧と春田、空白の2日間2話のラストで、牧は 「普通には戻れないです」 と言い残し、春田の元を去っていきます。 で、3話。 職場でわりと冷静な態度の牧を見て 「結構普通じゃ~~~ん!」 と春田は拍子抜けします。 この、2つのシーンの間、本編では ・春田の後輩夫妻の物件探し(2話) ・蝶子の来店と内見(以下、3話)

          【6/14 追記】おっさんずラブ 2話と3話の間、牧はどこにいたのか?

          おっさんずラブが繋いだ「あっち側」と「こっち側」

          このタグを辿って本文を読んでくださっている方にはもう説明不要かと思うので、作品に関する詳細は省きます。 2018年春、テレビ朝日で放送された深夜ドラマ 『おっさんずラブ』 変化球で翻弄したかと思えば最後はどストレートに愛をぶち込み、 私たちの心を散々かき乱したかと思えば最後は優しく包み込み、 たった7週間で消えてしまった、たいへん罪深く慈しみ深い作品です。 監督の一人である瑠東東一郎さんは、ご自身のInstagramの中で作品についてこうコメントされていました。 『1

          おっさんずラブが繋いだ「あっち側」と「こっち側」