見出し画像

インド映画は踊るだけなのか?

趣味の一つに映画鑑賞がございます。
9年前のバーフバリ伝説誕生が公開されて以来、日本のインド映画人気に火がついてからの2022年のRRRで大爆発!
現在常に何かしらのインド映画がどこかで公開され続けているという15年前には考えられない状況になりました。

バーフバリ以前は何か特別なイベントがないと観られなかったのですよ。インド映画。
年に一本観られたらラッキーみたいな。
映画館自体も殆ど行く事なかったのに、バーフバリに狂わされた私の人生!
バーフバリだけでも映画館で多分60回くらいRRRは少なくとも35回観てて、先日も新宿のラグジュアリーな映画館であったバーフバリオールナイトマサラ上映も行きました。
(マサラ上映とは、紙吹雪撒いたりタンバリンや鈴など鳴らしたりしてお祭り騒ぎな鑑賞方)

インド映画はお代わりしてなんぼ
なので少なくとも2回観る事が多く、先程も
犬の映画「チャーリー」の2回目を観て、初回を上回る大号泣してきました。
嗚咽が漏れそうだったので、タオルを噛んで堪えました。゚(゚´Д`゚)゚。

2回観るのは、初回では気づかなかった細かい演出やその意味、ディテールを掴むため。
日本人から見れば荒唐無稽だったり無意味に見えるシーンでも実は神話が絡んだ意味のあるシーンなのでオタクとしてはその辺りを咀嚼しておきたいわけ。
それがインド映画が沼たる所以。

バーフバリでは、鑑賞後にひき始めの風邪や腰痛がすっかり回復してなかった事に。
RRRでは朝作った血豆がその日の夜の鑑賞後に消えてたり、痩せたりしてその高い健康効果は計り知れないので、まだの人はぜひ出来ればリバイバルを劇場で体感して欲しいです!

少し前まではインド映画は厳選されたモノしか来なかったので、本当にハズレがなくて良かったのですが市場拡大の過渡期にある今はそうでもなくなってきているのと、絶え間なく供給されているので最近は選んで観ている状況。
料理が北インド・南インドと分かれているように映画も北と南に分かれています。
よく知らない人が書いたインド映画記事は全部ひっくるめてボリウッドとか言ってたりする人もまだいますが、ボリウッドは北のヒンディー語圏のスター映画を指し、南は日本に来るのは大抵テルグ語かタミル語で二分されています。
特徴として北の映画は今はほぼ無国籍、言われないとインド映画と思えないほど洗練されてスタイリッシュ。ヒーローヒロインは美男美女。
南はローカルな感じが良いです。
人が亡くなるシーンもストレートにリアルに表現しているので人によっては観るのがキツい事も。
私もバーフバリで慣れるまでは南の映画を観た後は3日くらいグッタリしてたくらいエネルギーがすごいです。

ぜひ一度「踊るだけでしょ」といった偏見や全部が全部バーフバリやRRRと同じではないので、その辺りも踏まえ何か一本観ていただきたい。
チャーリーは老若男女全ての人が楽しめて、かつて犬を飼っていた方はあの日の犬と過ごした日々を思い出し、今現在犬を飼っている方は早く家に帰りたくなるはずなのでおすすめです。
「インド映画笑」と色眼鏡で見ないで、ぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?