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加賀温泉「べにや 無何有」&誕生日

2011-08-24 


ご縁があって金沢 加賀温泉の さらに奥 山代温泉の

べにや無何有(むかゆう)さんへ 薬草トリートメントを受けに 

行ってきました。


旅館「べにや無何有」さんは 


世界で一番美しいホテルとレストランのコレクション relais&chateaux
に入る日本でも数少ない旅館、


自然の山庭を囲むようにして建つ別荘のような小さな宿です。


静けさの中に外の風景が流れ込んで来るような開放感。

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和室の月見台にはハンモック。


こどもの心で  無邪気に自然の中で  身体を解放できる

これに勝るラグジュアリーはない というのが私の原点であり  

結論。 アーユルヴェーダを 人生の仕事の仕事にした目的。


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京都の額縁庭園(宝泉院)のような竹山聖さんが設計された

エントランスロビー。

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エネルギーはこどものように 流れていきます。

 

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朝は薬師山の聖木である 赤松を正面にヨーガ。

白山信仰の強いこの地域の 薬師山の薬草を独自に配合していく

トリートメント。

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人が自然の中で のびのびと溶け合っている すべてが満ち足りているその

時間 と 空間を提供する

これと同じものをみたのが ちょうど9年前の 


20歳の誕生日。


南インドの最南端、トリヴァンドラムにあるSomatheeramという

世界最古のアーユルヴェーダリゾートでした。


気持ちのよいことが医療だなんて

と今までの価値観がひっくりかえってびっくりしつつも

心のどこかでは 深く納得して 安心したような


その後の人生を変える出逢いでした。


すべての人が

こどものように 純粋に 

自然と人とが一体となっている。

調和。


その瞬間こそが 生命の喜びで

それを「病気」「治癒」「癒し」

という人生のダイナックな営みの中で読み解いていく医学が

アーユルヴェーダです。

この哲学を 


私の人生の29回目の誕生日に

また新たな9年の青写真と 北極星のような

憧れの光を プレゼントでいただきました。

ちなみに 無何有(むかゆう) とは

荘子の好んだ言葉で

何もないこと、無為であること の意味。

そこでは普段の価値観はひっくり返される

何の役にも立たないと思われるものほど 

豊かな存在なのだ ということです。

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