ドッグトレーナーにしつけの伴走してもらった3ヶ月間の振り返り

2021年5月、生まれて初めて犬を飼い始めました。10年以上、いや子供の頃から、犬を飼いたいと思い続けてン十年、待望の子犬を迎え入れました。

飼い始めた頃、私より一足先に柴犬を飼い始めた方とペットの話をしていた時に、彼女は「子育てに比べたら犬のしつけは楽勝」とおっしゃっていたので、楽観視をしていたら、全く上手く行かず。楽勝どこか苦戦の連続でした。

具体的には、トイレトレーニングと、噛み癖に悩まされました。特に噛み救癖は、噛まれすぎて私の手は傷だらけ、部屋着はボロボロに。夫がこだわって選んだ木のケージも削られて、壁から通り抜け可能になりました。

対応策を考えるために、本を数冊読んだり、ネットで調べて、いろいろ試しましたが、うまくいかない。

失敗＆失敗、疲弊＆疲弊で、だんだん私は子犬を避けて過ごす日を送るほどでした。10年以上熱望して飼い始めた子犬と上手くいかない毎日。おかげで、飼い始めた1ヶ月目の体調がすこぶる悪く、一番かわいい子犬ちゃんの記憶が無いという残念な事になっていました。

そこで、2021年7月にドッグトレーナーにしつけを依頼する事にしました。依頼してから3ヶ月後の2021年10月に徐々に改善されて、快適な飼い犬との生活を送られるようになりましたので、今回その経緯をまとめてみました。

現在、犬のしつけに悩まれていて、ドッグトレーナーに頼もうか悩まれている方の参考になれば幸いです。

＜1.依頼先を選択＞

Google mapsで検索をすると家の近所で10箇所以上候補があったので、その中から選択する事としました。

最終的に、いくつかのクチコミ等を見ながら良さそうな所を絞り込み、①個人経営の出張トレーニングと、ホテルやトリミングのサービスを行っている②店舗の1週間のお預かりしつけコースがある店で比較して決める事にしました。

値段は、トータルすると同じぐらいなので、値段以外の中身で比較する事にしました。

①個人経営の出張トレーニング

メリット：
・毎回同じ方が担当（1人でやっているから）
・3ヶ月かけて6回実施するので
　時間をかけて段階的に犬のしつけが身につく。（犬も飼い主も）
・狂犬病の注射が終わってなくてもスタートできる。

デメリット：
・スケジュール等都合が合わない場合に代わりの方がいない。

②店舗の1週間のお預かりしつけコース

メリット：
・預けることで、1週間子犬の世話から解放される（夫婦共に疲弊していたのでその時は、めちゃくちゃ魅力的に感じた）
・1週間全部お任せなので、楽ができる。
・組織で行っているので、スケジュール等都合が合わない場合も他の方に代わってもらえる。
・今後、同店舗のホテルやトリミング等のサービスも含めてトータルでお世話いただけそうで楽そう。

デメリット：
・飼い主がしつけ方を知らないので、悪化した時に
　対処方法がわからないので、対応ができない。
・狂犬病の注射が終わってからでないとスタートできないので、1ヶ月以上待つ事になる。

＜2.依頼先を決定＞

①②両方に電話したが、②は狂犬病の注射が終わってからしかスタートできず、1日でも早く改善してもらいたかった私は①の個人経営の出張トレーニングに依頼する事に決めました。

＜3.トレーニングの結果＞

3ヶ月6回のトレーニングは、すんなり上手く行くことも行かない事もいろいろありましたが、結果、下記メリットがありました。Google Mapsに書いたレビューそのまま掲載しておきます。

・犬の扱いがお上手で、普段の犬に対する仕草1つとっても勉強になりました。
・飼っている場所、設備等、犬の住環境、避妊手術、餌、アレルギー、噛み癖、吠え癖、コマンド、リードや首輪について、冬の寝床について、トイレトレーニング、色々相談に乗ってもらって、助かりました。
・本も何冊か読みましたが、本通りに行かない事が多いので、犬の特性に応じて、カスタマイズしたしつけ方法を聞けるのが一番早道でストレスが無いと思います。
・犬の躾がうまくいかず、可愛く思えない日もありましたが、今は子犬の時より意思の疎通ができるからか可愛く感じます。

生後2ヶ月の子犬から6ヶ月のほぼ成犬に成長する中で、伴走していただけたので、犬が新たな困り事を始めた時でも「また、トレーナーさんに相談すればいいから大丈夫」と、安心して犬と付き合えるようになり、自分たちだけの力でなんとかしなくてはいけないという肩の荷が降りたのが一番のメリットだったかもしれません。

最後に、散歩の仕方を見てもらった事で劇的に犬との改善が改善されたので詳細を紹介しておきます。

（before）
・ひっぱり癖があって、私をひっぱりながらどんどん前に進む。
・道のど真ん中で座り込んで、引っ張ってもびくともしない。
・信号や車通りの多いところで飛び出さないように、常にリードを強く引っ張っている必要がある。
・散歩の途中で野生化して、噛みつき出すので、おやつをカバンに忍ばせておいておやつでなだめていた。

（after）
・私の横を一定距離をとりながら、一定のスピードで歩くようになった。
・その他の困り事なし。

まるで別人になった犬との毎日の散歩がストレスにならなくなった事も嬉しいですが、飼い主と飼い犬の関係性も改善したようで、1ヶ月目から始めてはいたものの、なかなかマスターしなかったコマンドも実行するようになりました。6回セットのセッション最終回には特に大きな困り事が残らないハッピーエンドを迎えられたように思います。

冒頭で紹介をした私の知人のように、”犬のしつけなんて楽勝！”な方もいるので、ドッグトレーナーに頼まなくても済む方も多いかとは思いますが、犬のしつけが上手くいかず、せっかく飼い始めた犬が可愛くなくなった方がいらっしゃれば、ドッグトレーナーに相談される事も選択肢の1つに入れられても良いかもしれません。