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私の新しい家族観

「遠くの親戚より近くの他人」と昔から言われていたので、特に新しい考え方では無い気もしますが、生活が多様化し、親と同居はデータで3割程度と、もうマジョリティでは無いので ※1)(2000年のデータで古いですが)改めてこれからの家族の創り方についてフラットに考えてもいいのかなと思いました。

新しい家族の定義として、シンプルに判断できる様に、一番ミニマムに考え『自分を幸せにするための必要性のあるコミュニティ』とすれば、経済的に自立した時点で、自分の幸せを実現する家族をどこにするのか、自分で選んでも良いのでは無いかと思います。

成功事例として参考にしたのは、シェアリング・エコノミー伝道師の石山アンジュさんが紹介されていた拡張家族「Cift」です。私は家族が夫しかいない事から、孤独を感じる時もあるので、拡張家族にとても興味があります。

〜成功事例:拡張家族 Cift〜

○目的
”血縁じゃなくて“意識でつながる家族”。 ※2)
人と人のつながりがあれば、子育てや家族さえもシェアできる。それを体現したもの。

0才から60才までいる60人が、年齢や性別、あらゆる壁を超えて、自らを閉じずに、 ひらきつづけ、人生を分かち合い、つながりを感じられる。「この先何があっても大丈夫」と心から安心を感じられるかけがえのない場所になっていく。何より、自分が泣きたいとき、つらくてどうしようもないとき、自分のことのように泣いたり、時間を惜しまず手を差し伸べてくれる、
つながりのある生活に確かな安心を感じることができます。※3)

○スキーム
・家族:助け合いながら生活をする 例)子育て
・法人組織:メンバーのスキルをシェアしながら仕事をする
・共同組合:一人ひとりが組合費を払い、食費や家賃、誰かが困ったときの救済費まで何に使うかを決めている。

○メリット
・孤独やつながりがないことで招く不幸せを防ぐ。           例)孤独死、子育て、介護 ※4)

よくテレビで、田舎の大家族が3世代同居して楽しそうに食事しているシーンを見ると、今の自分には無い物ので羨ましくなりますが、血縁関係で結ばれた家族にテレビで見た理想の家族像を願っても叶わない場合は、自分が見つけた・作ったコミュニティーを家族と思うのも、その人の個性の1つなのかな思いました。

私の場合に当てはめると、血縁関係の家族よりは、留学していた時に一緒に住んでいた2人といた時の方が楽しく、協力しあえていて、今でも連絡をまめに取り合っているので、私の幸せに必要な存在だと思っています。

これからは、血縁関係の家族に囚われずに、私の幸せに必要な家族を作って行きたいと思いますし、拡張家族を入るか作るかして、実現したいと思っています。

※1)
第2回全国家庭動向調査 結果の概要
2000年3月 国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/Nsfj2/chapter21.html

※2)
意識でつながる「拡張家族 Cift 」 メンバーが2年の実験生活を語る
Share 2019.02.26
https://share.jp/community/cift_sharelife/

※3)
石山アンジュ. シェアライフ (Japanese Edition) (Kindle の位置No.140-144). Kindle 版.

※4)
30~40代がいずれ迎える「大量孤独死」の未来
未婚でさまざまな「縁」から離れた人が危ない
東洋経済オンライン 2018/12/26 5:10
https://toyokeizai.net/articles/-/255831

※5)
家族とは何か?家族の定義・意味や範囲・機能と親族との違い
https://fromportal.com/kakei/household/life-events/family.html


その他参照文献ーーーーー

「わたし」のウェルビーイングから、「わたしたち」のウェルビーイングへ:ドミニク・チェン
WIRED 2019.03.14
https://wired.jp/2019/03/14/well-being-dominique-chen/

Cift
http://cift.co/about

核家族の時代に、「拡張家族」で子育てしてみた。どう変わった?
HUFF POST 2019年02月03日
https://www.huffingtonpost.jp/2019/02/02/cift-kozure100_a_23659795/






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