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もしかしたら外に出ることは楽しいのかもしれない

基本的に家に引きこもって外に出ない生活を送っているけれども、別に外に出るのが嫌いというわけではない。

外に出るために服を着替えたり、化粧をしたり、準備をしないといけないことや、予定がないのにそういう手間のかかる準備をすることが、人よりもかなり億劫なだけで、もしこの世に服や化粧という概念がなかったら、わたしは嬉々として外に出ていたかもしれない。

そんな世界戦はないので、わたしが嬉々として外に出る日はやってこないのかもしれない。

 

それでも、そんなわたしが最近活発に外に出ている。

引きこもっているわたしが喜んで家を出る瞬間が2つある。
1つがカメラを持って写真を撮りに行くとき。
そしてもう一つが誰かと会うとき。

ここ数か月、基本的に人と会わない生活をしてきたせいか、コンスタントに人と会い続けるのが苦手なわたしもさすがに「人に会いたい」という気持ちが芽生えるようになってきた。

そもそも人と話すのは好きなのだから、まったく人と会わずに誰とも話さずにいると、すぐに人に会いたくなってくるのは火を見るよりも明らかだった。

 

わたしはまだ日本に帰ってきて、誰かに会いに遠くに行くことはできていないのだけれど、かわりにいろんな人が福岡にやってきてくれる。
久しぶりに会う人と久しぶりの話題に花を咲かせていると、服を選んでいたあの時間も、化粧をしていたあの時間も、とてもとてもちっぽけなものに思えてきた。

 

結局はそうなんだ。いつもそう。

始める前は富士山よりも高いハードルに思えていても、いざ始めてみると、まるで足元にある段ボールを飛び越えるぐらいのハードルしかなかったりする。

飛んでみるとあっという間に飛べたりする。

 

もうちょっと臆せずに頑張ってみようかな。

そんなことを考えながら、めずらしく前日から出かける準備をしてみる夜。

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