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小豆島へ行きたいかー!タガフープ世界選手権大会予選in岐阜への初出場キロクと共に。


先日、タガフープ世界選手権大会in岐阜予選に参加してきました。
普段イベントごとには滅多に参加しないので
参加するということは、とっても興味があるということ!

ちゃっかり夕方のNHKニュースにも私の華麗なる(見栄)タガフープ回しが
がっつりと放送されておりました。

恥ずかしくてお蔵入りにしていたのに
後日何も知らない母が、
「この前山川さんでタガ回しっていうのやっていたみたいよ?」なんて教えてくれるものですから
娘が、「それお母さんと行ってきたんだよー。しかもテレビに映ったんやよー!観る?」なんて、、、しっかり2回も鑑賞されまして盛大に笑われました。

さて、こちらのタガフープ選手権の発祥の地は香川県は小豆島。
木桶職人復活プロジェクト|木桶職人復活プロジェクト (s-shoyu.com)

【木桶職人復活プロジェクトとは】
絶滅の危機に瀕している木桶。その木桶仕込みを続けるメーカーや関係者が、企業や業界の枠をを越えて集まり、毎年1月に小豆島で新桶づくりをしています。技術を共有して木桶と木桶職人を増やすことを目指しています。(HP原文)
https://www.s-shoyu.com/kioke-project/pro

その一環としてより認知を広げ、後世へ伝統を繋ぐべく
冒頭のタガフープ選手権が開催されています。
そして2023年は1月29日の世界大会選手権@小豆島に向けて
各地で予選が開催。
私と娘はその岐阜予選に参加させていただきました。

竹のタガ、これがお、も、い。
かなり重い。

必死です。2日間筋肉痛

直径約1.8メートル、重量約10キロ。(本選は更に大きいらしい)
これを四角の枠からはみ出さずに5分間に何回
回し続けられるかを競う競技。

木桶職人の皆さんと世界チャンピオンの猪瀬さん

非常に、、残念なことに、私は最下位でして、
本選のシード権は得られずですが
ものすっごく楽しかったし、大変貴重で素晴らしい機会を体験できたと感謝しています。(来年は訓練して、優勝狙おう!!)

ちなみに、世界チャンピオンの猪瀬さんは
50分間3000回も回されるのだとか!
驚愕。
岐阜予選でも女性お二人が既定の5分を280回ほど回されたんですよ。
すごかった。

え、私ですか?
1,72秒です(テレ)

ガンリキ佐橋さんの司会面白かった!



今はステンレス製の桶がほとんどになり、木桶でしょうゆをつくる醸造会社はかなり減っているそうです。

ですが、木桶でつくる醬油はやはりひと味もふた味も違います。
料理が好きじゃなかった私ですが、木桶の醤油を使いだしてから
料理が上手になった錯覚すら覚えます。

その秘密が、今回の大会をキッカケに少し見つけられました。
それは、人のエネルギーと情熱かなと感じたのです。

木桶はひとつつくると、100年以上持つそうです。
でもそれだけ維持できるということは手間も相当かかっているのだろうと思っていたら、その工程には本当に多くの職人さんの技と
技以上に鋭い感覚があってのことだと学びました。

今回はタガについてのお話と、実演を見せて頂きました。

芸術。竹は慎重に正しく扱わないと割れてしまう


まず、質の良い真竹がありそうな山選びからはじまり、熟練の感覚で
竹をコンコン叩きながら選別し、約13メートルの竹をきれいにまっすぐ割るのです。

そして、それらを慎重に正確に編み、更に桶の大きさに‘‘ぴったり‘‘合わせる技術も必要。

きつすぎても緩すぎてもいけない。
きっとこれは人だからこそできる
ものすごい感覚の成せる技じゃないかなあ。

そして、木桶に使われることの多い杉の木材。その表面を拡大すると無数の小さな穴があり、そこに発酵の主人公である微生物が住み着いているそう。
そしてわずかに呼吸もしている。(感動!)

木桶は常に生きているということ。

更に、その蔵特有の微生物が住み着き生態系をつくるらしい。それがその蔵だけが持つ味わいになる。
木桶だからこその味わいの歴史や深み、
そこにかかわる人たちの想いや情熱そのものが
自然と融合するから、おいしくないわけがない!!!

そして、同じ木桶でもつくる人、つくる環境で
味がちがうから
全部が唯一無二の存在。

と、それはもう感激しました。

皆さんの住む地域にも、その地域だからこそのお醤油があると思います。

木桶について、プロジェクトについては
ぜひ上の方のリンクから読んでみてください。
読んでいるだけで、とってもワクワクするし
もしかしたらその勢いで週末、小豆島に行かれるかもしれませんね。

ちなみにタガフープ世界大会は当日に予選参加することは可能だそうですよ!
(各地の予選会は本選へのシード権を得られるもの)


イッテQ!!


今回、タガフープはもちろん初めての体験で、とても面白かったし
それ以外にも紙の紐で簡単なバージョンのタガ編みを体験できたり

企画してくださったたまりや 山川醸造 (tamariya.com)さん
木桶職人プロジェクトの皆さん、参加者の皆さんの
人柄というか、面白がる、楽しむエネルギーが満点で、
とにかくアドレナリンマックスで終始楽しかった。

そして、知らない世界を見せてもらえることが何より嬉しかったです。

知らない世界は知りたいと思えないと、思わないと知れないので
アンテナは常に張っておきたい。


実は今回のアンテナのはじまりは
いつも私たち家族のことを想ってくれる弟夫妻に
日本酒が好きなふたりに岐阜の日本酒を贈ろう!と、
とある酒屋さんへお邪魔したことが最初のきっかけで、

更に私が‘‘絵を描くこと‘‘が好きだった小学生時代があって
その時の確かな想い出
今回の会場である たまりや山川醸造さん にあったこと

それが今回のタガフープとの出会いに繋がり、
私の日常を更に豊かにしてくれました。

いや、人生に広がりが生まれた。
もっともっと知りたくて、今度また見学にも伺います。

有難うございます!


やはり絵を描くことは私の人生の一部だと感じます。
それが私になかったら、出会えなかったことがたくさんあると感じるのです。

そのお話はまた後日。

山川さんのたまり醤油、お勧めです。
最近本物の調味料を使うことにはまっています。

ではまた。







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