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パワハラで死にかけたから分かった!辛かったら逃げてもいいんです!

こんにちは。
自称ダウナー系あゆむんです。

新卒の方はそろそろ研修が終わって現場のOJTが始まる時期ではないでしょうか。
先輩社員から色々なアドバイスをされている新人の方を見ると、新人の方が怒られているわけでもないのに、時々その新人の姿と自分の姿がトラウマ的に重なってしまい少し胸が苦しくなることがあります。

今回はそのトラウマができるきっかけとなった「パワハラ」で死にかけた話をしたいと思います。
「どんなにつらいことがあっても逃げちゃだめだ。」なんてよく言いますが、辛いなら逃げてもいいんだよってお話なのでぜひ読んでみてくださいね。

◆近年はあまり話題にならなくなった「パワハラ」

最近はあまりテレビで騒がれることが少なくなった「パワハラ」ですが、昨年はかなり大々的に報道されていましたね。
有名なところで行くと、大手広告代理店や自動車メーカーのパワハラ事件でしょうか。
パワハラを受けた方が自殺したなんて話もありましたが、その話を聞くともしかして自分がああなっていたかもとぞくっとすることがあります。
こういう報道がされると、よくパワハラ被害者に投げかけられる言葉が「死ぬくらいならやめたらいいのに。」という言葉です。
ですが、パワハラを受けて弱った人間はそんな判断ができる状態ではないのです。
なぜ分かるのかというと私がパワハラを受けたことがある当事者だからです。

◆上司からのきつい暴言を受けるのは自分のせいだ

私がパワハラを受けたのは大学院を卒業し、はじめて新卒として入社した某外資系大手企業でした。
その企業に「営業」として内定をもらった私は「営業」なんて自分に向いてないかもなんて思っていたものの、なにごとも挑戦と思い入社を決めたんです。
それが波乱の始まりになるとは思いもよらずに・・・。

外資系企業は「超成果主義」というので有名な話ですよね。
つまり売り上げという結果がすべてなわけです。
研修を終え、売り上げ結果が芳しくない私に上司はしびれを切らしたのでしょう。
入社から半年過ぎた時には、上司からパワハラを受けるようになっていきました。

1番覚えているのは、上司からの暴言です。
営業の業務の中で、1週間の売り上げの見立てを上司に提出するというものがあったのですが、私は自分に自信がなく、一番安い製品を10台売るという低い見立てを上司に提出しました。
すると、そのデータを見た上司が私を呼び出し、「これありえないだろ。ちょっとは頭で考えろよ馬鹿が。」と言い捨てたのです。
当時の私はその言葉にびっくりしてしまって、怒られないために到底達成できないような数値を入力し再提出をしました。
上司はそれを一旦受け取ったものの、私の1週間の売り上げが見立てよりもいかなかった様子を見て「このままじゃ首が飛ぶよ。」と一言怒鳴りつけました。

上司から受けた暴言はこれだけではありません。
今に思えば「そんな言い方はちょっと」とか「自分に合わない職種なのかも」なんて考えることができるのですが、当時の私は「上司からこんなにもひどい言葉が浴びせられるのは成果がでず何もできない無能な自分のせいだ」と思い込み、改善策を考える思考も奪われてしまっていたのです。
だからこそ、甘んじてパワハラを受け入れてしまったのだと思います。

◆線路に無意識に飛び込もうとする

誰かに相談すればいいと思った方もいるでしょうか。
しかし、当時の私は有名会社に入った事や親や周りからの期待の目もあり、誰かに相談するということもできませんでしたし、辞めるという選択肢もありませんでした。
それに社会人として「逃げることは恥」だと思っていたのです。

そうしているうちに、体には次々と異変が起こるようになりました。
仕事中に涙が止まらなくなり、毎晩こっそり泣くようになったり、吐き気やめまいが昼夜関係なく常に襲うようになっていたのです。
そして追い打ちをかけるように毎晩の終電帰り。
「数字達成するまで返さない。」と上司から言われ、満足に休むこともできなくなっていました。

こういった出来事が重なり、終電のアナウンスが鳴り響くホームでふらふらと知らず知らずのうちに線路に近づいてしまっていたのでしょう。
気が付くと駅員さんに抱きかかえられ「何をしているんだ!死んだらダメだ!」と必死に声をかけられていました。

◆休職を決意するも・・・・。

この出来事がきっかけで自分が相当やばい状態であったことに気が付いた私は、メンタルクリニックに行って、診断書を出してもらい休職することにしました。
「適応障害」と書かれた診断書を同封し、休職届を上司に提出したのですが、「なんだこの聞いたこともない病名は。どうせ根性がないだけだろう。こんな理由じゃ受け入れられないね。」と休職届を投げ返されたのです。

その日はなんとか仕事を終えて帰宅した私はいままでにないほど大泣きしながら、パワハラのすべてを親に話しました。
そうすると母親は顔を真っ赤にして、「そんな会社はおかしい!やめていい!」と私に言ってくれたのです。
次の日から私は退職届を出し、1か月の引継ぎ期間を経て、その会社を無事退職しました。

◆辛かったら逃げてもいいんです。

周りからどう思われるだろう。
せっかく入った会社なのにもったいない。
社会人として逃げてはだめだ。

そう思うあなたの気持ちはすごくわかります。
私もかつてはそうでした。
でも、冷静に考えてみてください。
無意識に死まで追い込まれるような状況は絶対におかしいと思いませんか。
生きることが人間の本能のはずなのに・・・。

毎日布団の中で泣いて、ボロボロに疲れているなら逃げてください。
スキルの自信のなかった私もこうして無事転職できたので、大丈夫です。
(しかも2回も・・www)
そして、勇気を出して誰かに相談してみてください。
相談しづらかったらここのコメントに書いてくださっても問題ありません。

私のように死にかける前に、「逃げる」という選択肢を少しだけ考えてくれませんか?

あなたに逃げて欲しいあゆむんより

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