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短歌201106長崎にて

長崎を旅したときの歌です。
・有明の景を分けたる堰遙か空の灰色海の灰色
・爆心地木々蒼黒を深くして語り人囲む制服の子ら
・名を知らぬ黄の花群の道入らば絵本の並ぶ館ありけり
(花群…はなむら)
・花でいご花殻の乱れ落ちざまに恋が傾き始める予感

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