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記憶の遺伝子

いつもは忘れているのに、時々思い出す悔しい気持ちがある。
今朝も不意にフラッシュバックした。
ある人の何気ない一言だ。
私ってそんな根に持つタイプだったっけ?(笑)
と思うのだが、根に持つというのは、限りなく永久に近い形で記憶に刻み込まれてしまった悲しい感情なんだと思う。
「傷ついた」んだと思う。
そしてそれは「怒り」に形を変えて残っている。

記憶も二重螺旋のDNAのようなものかもしれない。
記憶の遺伝子が傷ついたんだと思う。
修復はするのかもしれないし、致命的なダメージとして残るのかもしれない。
普段忘れているというのはいいことだ。
普段は忘れてしまえたのだから。
そして記憶の奥底に刻まれたままではあることが私を作っているかもしれない。



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