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ギックリ腰 ベッドで休むか活動するか

ぎっくり腰になってしまったら、どうするのが正しいのか?
たまに聞かれます。

結論から言うと、
何が正しいのか分かりませんでした。
すみません…。

📚本日の資料📚


急性の腰痛と坐骨神経痛に対して、ベッドで休むようにアドバイスするのと活動を続けるようにアドバイスするのとでは、

◾️目的
急性腰痛または坐骨神経痛の患者に対して、ベッドで休むか活動を続けるかのアドバイスの効果を判断する。

◾️選択基準
急性腰痛または坐骨神経痛の患者に対して活動を続けるかベッドで休むようアドバイスすることの有効性に関するランダム化試験。主な結果は、痛み、機能状態、回復、および仕事への復帰。

◾️結果:
・急性腰痛患者の場合

2件の試験(N = 401)の結果から、活動を続けるようアドバイスすることで、痛みの緩和(SMD 0.22(95% CI: 0.02 ~ 0.41))と機能状態(SMD 0.29(95% CI: 0.09 ~ 0.49))がわずかに改善することが示唆さた。

・坐骨神経痛患者の場合
安静にするようアドバイスした場合と活動を続けるようアドバイスした場合で、痛みの緩和(SMD -0.03(95% CI: -0.24 ~ 0.18))と機能状態(SMD 0.19(95% CI: -0.02 ~ 0.41))にほとんど差がないという中程度の質のエビデンス。

📝感想📝

この研究だと、安静にしていても活動しても、結果に大きな差が出なかったようです。

となると、ぎっくり腰になった場合 
「痛みが出ない範囲で普段通りに生活する」(めちゃくちゃ痛いと思うけど)

柔道整復師のアドバイスとしては、これだけでいいのかもしれません。
接骨院で何かをすれば、余計悪化する可能性もありますし。

ただ一つだけお伝えしておきたいのは、
ぎっくり腰だと思っていても、実は違う病気で突然腰痛になる可能性もゼロではないという事。

腰の痛みの他に症状はありませんか?
様々な検査ができるのは接骨院ではなく、病院です。

個人的には腰痛の場合は、接骨院・整骨院・整体ではなく、整形外科を受診することをおすすめしています

整形外科を受診して
・何か違う病気だったら早めに気づいてラッキー!
・整形外科でレントゲンと湿布だけだったとしても、いつもの「ぎっくり腰」だと判明してラッキー!

それでいいのではないでしょうか。
お大事にしてください


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