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卵巣がんステージ3C⁉ #31 いよいよ手術

せっかくガンの事について書いているのでプロフィールの写真を坊主の記念写真として自撮りした写真に変えてみました。。。
この頃私の周りでも同年代で癌が見つかったという友人がちらほらと出てきました。
ガンは本当に身近にあって誰でもなり得る病気なんだなぁと改めて思う今日この頃です。

本題に入ります。
2023年6月初旬に手術のため入院しました。

手術前日のお昼から絶食。
14時から下剤(大腸検査の時に飲むやつ)2リットルが始まります。
手術前に胃も大腸も空っぽにします。

手術当日。
両親と旦那さんが来てくれました。
朝いってきますの挨拶をして手術室へ。
術前は元気なので歩いて手術室へ行きました。

手術台に寝てから点滴(麻酔を入れるため)のルートをとり
麻酔の先生や見たことのない先生や主治医の先生に囲まれた私。
麻酔の先生は二人。
若い男の先生(助手っぽい)とベテランの感じの女の先生。
男の先生が酸素マスクを口にあてる。
「ゆっくり呼吸してください。」
息を吸うと酸素がいっぱい入ってきた。
…けど吐けない!!!!
酸素マスクがピタっと密着していて息が吐けないんですけど!!!
男の先生それに気づいてくれない。
もがいて少しできた隙間からゆっくり息を吐く。
けど少しずつしか吐けないからずーっと息を吐き続ける。
また息を吸う。
…けど吐けない。
「その調子です。」
・・・どの調子だよ。。。
これ絶対間違ってるよ!!!
って思っているところに知らない女医さんが、
「今日はどこの手術をするかわかりますか?
言ってみてください。」
と言われたので
私「卵巣と子宮を摘出…」
としゃべりたかったのだけど実際は息が吐けず、
口を開けたら逆に酸素が入ってきて
「ぼごぼごぼごごごご…」
言葉にならず、
すかさず女医さん
「ちょっと、マスク外して!」
助かった~(笑)
思わず吹き出す私。。。
改めて手術の事を聞かれたので
「卵巣と子宮を…(笑いをこらえて)取って…(堪えられず)クククク…」
「・・・すみません。。。」
仕切り直して
「大網と肝臓の一部を取るかも」
はぁ・・・
本当におかしかった。
だって先生たちにぐるっと周りを囲まれているなかで
笑っちゃいけないと思うと余計におかしくなって。。。
手術前にこんなヘラヘラしたやついないよね。。。

再び酸素マスクをつけた時麻酔のベテラン先生に若手先生は
指示されてたけどやっぱり排気するところ塞がってたみたい。
だって本当に息が吐けなかったんだもん。

そうこうしているうちにベテラン先生より
「それではこれから麻酔のお薬が入っていきますからね…」
と言われた気がするがそこから先はもう覚えていない。

目が覚めた時は病室にいた。
母と旦那さんが見えた。
旦那「終わったよ。」
私「今、何時?」

既に夕方だった。
8時間もかかった大手術だったよう。
もしも開いてみてダメならすぐに閉じると言われていたので
夕方だったことにホッとした。
無事に手術ができたんだ。。。

身体は思うように動かないし、どうなっているかわからないけど
とにかくうまくいったみたい。
旦那さんが先生から手術の説明を受けたところによると、
子宮と卵巣は全摘。
大網の一部切除。
肝臓と横隔膜も一部切除。
悪いところは全部取れた、とのことだった。

お腹の切ったところは感覚もないしよくわからないけど
とにかく首から肩にかけてがものすごく痛くて
手術の時の態勢が悪かったのかそこが気になって
「肩が痛い。。」
と言ったら母が一生懸命さすってくれた。

あとはなんか朦朧としていて何をしゃべったかよく覚えていないけど
面会は数十分で二人は出て行って私はまた眠ったのだと思う。

手術は無事に終わりました。
先生には本当に感謝です。
その後の事はまた次回に書きたいと思います。


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