卵巣がんステージ3C⁉ #32 手術が終わった

2022年11月にガンが見つかり、一時は手術不能と言われつつも
抗がん剤治療を続けた結果手術ができるようになり
2023年6月に子宮と卵巣その他腹膜播種が散らばったあちこちのがん細胞を摘出する手術をしました。

今日は手術後について書きます。

手術後、病室に戻ってからは苦痛でした。
麻酔から覚めてはいますが体が不自由で感覚がイマイチわかりません。
両腕に点滴がつながれていて、酸素マスクもしていました。
お腹からはドレーン(血液とか体液とか出している管)が2本出ていて
その先にはそれらが入ったパックのようなものがぶら下がっています。
おしっこの管も入っていてもう何が何やら。。。
両脚は血栓予防の機械が巻かれ、ふくらはぎを血圧測定の時のように
空気で圧迫しては緩むというマッサージを繰り返しています。
これは気持ちが良かったです。

しかし、こんな状態ですから寝返りも打てません。
お腹はバックり縦に切っていますから寝返りどころではないのですが
同じ姿勢がかなり苦痛で、ほんの少し首を左右に振ったり体を傾けたりしますが色々つながれた管も邪魔だしどうしていいものか…

そんな感じで眠っているのかもがいているのかわからず
長い夜でした。

翌朝、看護師さんが術衣から寝間着に着替えさせてくれました。
まだほとんど起き上がれず、寝たまま片腕を外してゴロンとして反対側を外す、みたいな感じで。

そして昼頃だったか少し立ち上がる練習もしました。
話には聞いていましたが、手術の翌日から歩かされます。
立ち上がる前に大変なのは起き上がる事。
お腹は股上ギリギリから鳩尾まで30cm以上の傷がありました。
なのでまだ力は入りません。
動くと痛いです。
ベッドの電動リクライニングを利用して、足をベッドから降ろして、
まずベッドに腰を掛ける状態になる。
これが結構大変でした。
この後立ち上がる事、歩くことはゆっくりなら問題はありません。
少し歩いて自力でトイレくらいまでは行けることを確認してベッドに戻りました。
ベッドに戻って横になるときがまた大変。
起き上がるときの逆をしますが「いてててて…」と声が出てしまいます。

とりあえず少し歩けたのでおしっこの管は抜いてもらえることになりました。
これだけで少しは楽。

翌日は病室からでて少し病棟内を歩きました。
腸を動かすためだそうです。
腸が動いてガスが出ないとご飯は食べさせてもらえません。
無事おならが出ると流動食が始まりました。

お腹のドレーンも1本抜けました。
流動食を食べれば点滴も減ります。
そして、歩く→休む→食べる→歩く→休む
こんな感じで順調に動けるようになり管も全部抜いてもらい、
自分の口からちゃんとご飯も食べれて排泄も問題なし、
病棟内もしっかり歩けるようになり退院が決まりました。
おそらく手術から最速と言える速さだったと思います。
先生も8時間の手術をした人だとは思えないと言っていました。
体力には自信があります!(笑)

が、早く退院したいがためにかなり頑張っていた感じではありました。
退院が決まって家に帰ったらゆっくり休もう。。。
なんてずるい考え。

家に帰ってからも歩くようにしました。
傷の治りも歩いた方が良いそうで。
順調すぎるほど順調に回復していたと思います。

手術はうまくいきましたが、抗がん剤のTC療法はまだあと2回やるそうです。
7月と8月。
それを乗り切ったら一区切りつきます。
出口が見えてきたような気がします。
色々な事・人に感謝です。



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