88.妖怪はいつもすぐそばにいる

子供の頃から貫いていること「妖怪が好き」。

ゲゲゲの鬼太郎にハマってからというもの、妖にとても興味があるのです。
それこそ、妖怪ポストに何通も手紙を書いたし(でもポストの場所が分からないから出せなかった)、絶対にこの世に妖怪は存在していると信じてました。いや、信じていますよ今でももちろん。

わたしが好きになった時の鬼太郎は、最近に比べ、もう少しおどろおどろしい雰囲気でした。けっこう深い闇を感じるんだけど、でもやっぱりわたしにとってはヒーローなのです。
小さい頃は、一反もめんとぬりかべが特に好きでした。ちょっと気弱そうだけどとても優しい一反もめんと、ここぞという時に現れるタイミングばっちりのぬりかべ、登場すると目を輝かせていました。鬼太郎のことが大好きな、やきもち焼きの猫娘も可愛くて、良く引っ掻くマネをしてたなぁ。
ネズミ男の分かりやすい欲望と、それがすぐに鬼太郎にバレてしまうところも大好きでした。

妖怪とはなんなのか。辞書で調べてみました。
『日常の経験や理解を超えた不思議な存在や現象』
謎だから、こんなに惹かれるのでしょうか。
もしかしたら「信仰」に近いのかもしれませんね。

妖怪にはバックストーリーがあるものが多いと思います。悲しい、悔しい、切ない、怒り、そういった出来事から生まれるものもいます。
そのバックストーリーを知ると、やはりそこにあるのは人間の「欲」。
不思議な存在だけど、人の闇が生むものなのかもしれません。

小豆洗いなんて、ただ小豆を洗っているだけです。
無害だけど(たぶん)、意味が分からない。
すねこすりも、人のすねを擦るだけです。これも意味が分からない。
だけど妖怪たちにしてみれば、辻褄が合ってるんでしょうね。
その奇妙なところが、妖怪のいいところ。

妖がたくさん出てくる畠中恵さんの本も好きです。
有名どころでは「しゃばけ」ですかね。ドラマ化もされていました。

少しムゴイですが、浮世絵師の月岡芳年も好きです。
血みどろの妊婦さんとか、死骸的なものとか、そして妖怪も描かれています。

いつの世にも妖怪はすぐそばにいる。そのメッセージ性が好き。


一人暮らしを始めると共に買った観葉植物は「ガジュマル」です。キジムナーという妖怪が住むといわれている木で、大切に育ててうちにもキジムナーに来てもらおうと思っています。

ちなみに気になって調べてみたら、沖縄のガジュマルにはキジムナーがいて、奄美大島にはケンムンという妖怪がいるらしいのですが、姿形がとても似ていて、親戚じゃないかという説がのってました。妖怪の親戚!人間と同じで、たまに会う度にお互い気を使ったりするのかな。想像するだけで、夢が広がりますね。


なんで急に妖怪の話をしたかというと、今までは前置きです。
本当に伝えたかったのはフォローしている1/35少年さんの記事です。

こ、これはアツイ!初めて知りました。行くしかない。
せっせと働いてお金を貯めて、妖怪に会いに行こうじゃないか。
また一つ、やりたいことが増えました。
まだ先になってしまうかもしれないけど・・・行きたいところ、やりたいこと、食べたいものが増えていくと、前を見られるようになります。


あっ、ゲゲゲと言えば、東京ゲゲゲイも好きです。