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心理検査とカウンセリング①

ADHDの検査へ行ってきました。
結論から言いますと、主治医の許可が取れれば1回2時間を全10回に分けて診察していくことになりました。
診察というよりも、カウンセリングの方が近いかもしれません。

主治医に紹介されて今日行ったところは、駅近のビル4階。いつも通っているクリニック+2駅の場所です。
電車に慣れてきたので、最寄駅から4駅先ですが余裕でした。イェス!

待合室で待っていると、5分程度で担当の先生が来てくれました。主治医は美人の女の人ですが、今回はおそらく同世代くらいの、男の先生が担当でした。
その先生に連れられて待合室を出て、1階上にエレベーターで上がります。
そして案内されたところが、誰かの家の書斎みたいなお部屋。しかも広い!
分厚い辞書らしきものが並んだ本棚、先生の机、パソコン、ふわふわソファーとテーブル。書斎のような、小さい会社の社長室のような、ちょっとしたキンチョー感がありました。

思わず握りしめる用のハンドタオルを、わたしがバッグから取り出したところで、診察スタートです。

「まずはお生まれはどこですか?」
「幼稚園ですか保育園ですか?」
「小学校は公立ですか?」
「中学校は県立ですか?」
「高校はどうでしたか?」
「家族構成は?親戚は何人いますか?」
「お母様はどんな人ですか?お父様は?」
「恋愛はどうでしたか?」

こんな感じで、今までのわたしの道のりを小さい頃から順に事細かに話していきます。
わたしが言うのも変な話ですが、やっぱり人から話を聞き出すのが上手だなぁって思いました。嫌なことでも他人に言いたくないことでも、何でもかんでもスラスラ言えたんですよね。もはや上手く「言わされた」という感じです。手のひらの上でゴーロゴロ。ゴーロゴロったらゴーロゴロ。
そして1時間半話しっぱなしです。

飲み放題付きのコースを注文してから、「そろそろラストオーダーになりますが〜」と言われるまでの時間、90分。よほど仲がいい友達でも、90分ノンストップで片方が喋りっぱなしなんて早々ないですよね。しかもここは居酒屋ではなく、精神科。お水もお酒も出るわけではないので、喉がカラカラになって最後の方は声が枯れて鬼奴。

先生曰く、今日話した感じの第一印象としては、わたしが当てはまりそうなパターンが3つ出てきたそうです。
①双極性障害
②ADHD
③一般的を著しく超えている感情の偏り方
そして、3つとも併発している可能性。

そこを見極めるために、カウンセリングという方向も含めながら全10回で診察を受けることになりました。

「あゆみさんは、これからどういう自分になりたいですか?」

この問い。そうそうこれね、よく聞かれるやつね。わたしは答えられないのです。
まずは自分に興味がない、軸がないからブレてしまい目標を立てることができない、そして1番感じているのが、自分の空っぽさ。
今までも何かの節目に、何度も何度も聞かれた問いですが、一度も答えられたことがありません。初対面の人に「わたし何歳に見えるー?」と聞かれた時と同じくらいのレベルの問い。あえて少し低めに答えて「やーん、ありがとう。実はもっと上なのー」とお局さんを喜ばせるのと同じように、他人からすると立派な答えなんじゃないかな、という予測の元、答えを誤魔化していました。

なので、その「分からないから自分が何者なのか知りたい」という正直な気持ちをそのまま伝えたし、そもそも、50歳になったら死のうと小学生の頃から決めていたので、何者か分からないままでももういいやと思っていたことも言いました。


ADHDの検査って言われていたから、チェックシート的なものにチェックしていき、軽い知能検査的なものを検査され、「イエス!ADHD!」か「ノー!違う!」の2時間のつもりだったので、こんな物語になるとは思いませんでした。
全10回。通信講座のユー○ャンか。

「幼少期から今まで、とても複雑で辛い人生を送られてきたんですね」と先生は言っていました。
・・・そうなの??そこだけピンとこない。誰にとっても人生は複雑で辛いものだと思うんだけどな。

主治医の先生は、この全10回のユーキ○ンにOKを出してくれるのでしょうか。
わたし個人としては、受けてみたいのです。

そして最後に出された宿題。
冊子2冊に渡るチェックシート。

なんか、確定申告を思い出したよね・・・。
ちなみに、病院出てすぐのところに「てんや」がありました。