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薪暮らし

我が家の暮らしは、お風呂も、家を暖めるのも、料理するのも、そのエネルギーはガスや電気ではなく、すべて薪です。

製材所で木材を加工する時に出た使えない材や、家の敷地内の木を剪定した枝、壊された家の廃材などを、薪ストーブや風呂の焚き口、台所のかまどに入るサイズに切って使っています。
我が家に来る人たちからは、「全部薪なんてすごい!!」と言われますが、移住当初からこんな暮らしだったわけではありません。

今の家を建てる前に住んでいた借家のお風呂は、はじめから五右衛門風呂でしたが(屋久島は未だに結構あります)、料理は普通にガスコンロと電子レンジを使っていました。
電子レンジが当たり前の家庭で育ってきた私は、「冷ごはんは電子レンジ♪」と何の疑いもなく使っていました。
夫のお母さんから、電子レンジの身体への害について聞いてはいましたが、家事をするのは私。「電子レンジがなかったら、どーやってご飯温めるの??」と思って手放せずにいました。

でも、子どもが生まれて、改めて自分で電子レンジの害について調べたとき、「あぁ、レンジで温めたご飯は子どもにはあげたくないなぁ」と思い、ようやく手放す決心が付きました。

いざ、手放してみると不思議なもので、持っているときは「ないと困る!」と思っていたのに、なくなると「あるもので何とかしよう!」と急に考え方が変わりました。
そして、その「あるものでなんとかする」作業がだんだん面白くなってきて、冷ごはんは、蒸し器で温めたり、焼きおにぎりやチャーハン、そのまま海苔巻きにしたりと、食べ方のレパートリーが増えていったのです。

私の「あるものでなんとかする」精神が加速したのは、それからかもしれません。

その2~3年後には、我が家からガスコンロもなくなるのですが・・・

それはまた明日。


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※コロナのこともあり、今年はフィールドをさらに充実させる1年にするため、体験と宿の受け入れはお休みしています。

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