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「お産の体験シェア会」を終えて

乙女座新月の9月17日、『性と生いのちの輪〜お産の体験をシェアしよう〜』というイベントを開催しました。

「病院で生ませてもらう」のではなく、「自分で生む」ということ

そんなお産を選んだ女性たち、そのお産をサポートした男性、そして助産師さんをお呼びして、その時の体験や感じたことを共有しました。

妊婦さんとパートナー、子育て中のお母さんやお父さん、独身の女性、子育てを終えた方など、20名以上の島の方が集まり、さらに、島外から7名の方がzoomで参加してくださいました。

会の一番初めに、7月に自宅でプライベート出産をした時の様子をおさめた友人の動画をみんなで観ました。

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陣痛が始まってから赤ちゃんが誕生するまで、上の子2人のお母さんへの優しさと、子どもの世話をしながら妻のサポートをする旦那様の姿に、会場は感動と祝福の涙で溢れました。

私は打ち合わせの時にすでに観ていましたが、改めて自分のお産を思い出し、涙が止まりませんでした。

そして自己紹介の後、妊婦さん、男性、お産を終えた女性、zoom、の4グループに分かれて、お産への疑問を体験者や助産師さんから聞いたり、自身のお産を振り返って今想うことを語ったり合ったりしました。

私はzoomグループを担当し、自宅で生みたい方の質問に答えたり、生んだ後のことをお話しました。自宅で生みたい妊婦さんたちのお話を聞くと、彼女たちの場所では、まだまだ自宅出産が受け入れられていないようでした。
きっと、私が屋久島に移住してきた12年前のような状況なんだと思います。
屋久島はこの10数年、自宅で生みたい人たちが諦めずに病院や保健センターとやり取りし、いろんな状況を乗り越えてきたこともあり、病院側も、自宅で産むことが選択肢の一つになってきています。

ただ、自宅で産むことが一番いい、ということではなく、"どう生みたいか選択できる" ということが、妊婦さんにとって一番安心だと感じています。

自分が、どうしたいか、どう在りたいか、自分自身で分かること、そしてそれを選択すること。

お産は、その人の生き方そのもの、在り方そのものを考えさせてくれる営みだな、と改めて感じました。


会が終わっても、興奮冷めやらない参加者の方々のキラキラした笑顔を見ていると、もぉ、胸がいっぱいで、すぐにでも涙が溢れ出しそうな気持ちになりました。

今回の会を企画した時に、一番初めに顔が浮かんだ友達から参加後にとっても嬉しいメッセージをいただいたので、シェアさせてください。


『島の先輩たちのお話し、聞きたかったこと・気になっていたことを沢山聞けて
今日ほどお産に対する安心感が得られた日はありません✨「赤ちゃんと私、たまにパートナー」という小さな世界で進んでいく妊娠生活から視野が大きく広がり、なんとも言えない安堵感や信頼に包まれ、今もまだ心がほかほかしております☺️実母を早くに亡くし、お産の話を聞きそびれたことの後悔が今日でキレイさっぱり解消されました✨「“お母さん”は周りにいっぱいいるじゃない!みんなに聞いて頼ればいいじゃない!」なんて今は思えています😊』


彼女にそー思ってもらえたことが、何より嬉しくて幸せで、企画して良かったなぁと心から思います。

生き方を見つめ、自分で選択したお産の経験を、不安や迷いの中にいる女性たちにもっと伝えていきたいな。

今後も、定期的に開催していきます✨
少人数の完全オンラインを考えてるので、またその時はお知らせします!

読んでくださり、ありがとうございました♪





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