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SAKURA味ってどんな味?

先日、わたしからわたしへのバレンタインに、リンドールのアソートセットを購入した。
リンドールとは、言わずと知れたスイスのチョコレートメーカー、リンツの代名詞的商品だ。
トップ写真のようにフレーバーごとに包み紙が異なり、ジュエリーさながらにキラキラしていて、見ているだけでテンションが上がる。

購入したのは11種類のフレーバーが2粒ずつ入ったアソートなのだが、オマケでこの春発売になる新フレーバーがついていた。
『SAKURA』味だ。
包み紙も薄ピンクのまさに桜色で、日本人のDNAにストライクだ。

うきうきして、さっそく頬張る。
おおきめのまぁるいチョコレートが口の中の温度でだんだん溶け、あまみが広がってくる。
至福の時間である。
そして、徐々にさくら味が、さくら味が、さくら味が…??

あれ。
さくら味、、、じゃない!!!
これは、『さくらんぼ』味だ!!!

大ショックだった。

『SAKURA』味と聞いて、わたしの頭の中はもう、完全に「桜」味を想定していた。
桜の塩漬けの塩気とあまいチョコレートのマリアージュを待っていた舌に、さくらんぼ味がやってきたものだから、違和感がものすごかった。

『違う、これじゃない。。』

リンツの名誉のために言うが、商品としておいしくないわけではない。
むしろとてもおいしい。
だって天下のリンドールだもの。
おいしいに決まっている。

ただ、ネーミングがまずかったのだ。
『SAKURA』ではなく『さくらんぼ』にするべきだった。
はじめからさくらんぼ味だとわかっていれば、こんな残念な感じにはならなかった。
さくらんぼ味のおいしいチョコレートとして、しあわせにいただいただろう。

日本人は、桜がだいすきだ。
故に『SAKURA』と聞けば大抵の人は桜の花を想像してしまう。
桜は目で楽しむ花で、さくらんぼは舌で楽しむフルーツ。
SAKURA=さくらんぼ、という発想はなかなか出て来ない。
ヨーロッパの方にとっては、おなじなのだろうか。
興味深いところである。

いずれにせよ、リンツ様に申し上げたい。
日本で販売するのであれば、どうか、『SAKURA』はやめて『cherry』にしてください。
それが、お互いのためでございます。

#子育て
#姉妹ママ
#チョコレート

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