「おねえちゃんと同じ着物」は、かわいそうなのか
大変気の早い話で恐縮なのだが、我が姉妹が今年ダブルで七五三を迎える。
長女七歳、次女三歳である。
着物を着せるわけだが、わたしとしては長女にはわたしが七歳で着たもの、次女にはわたしと長女が三歳で着たものをそれぞれあてがうつもりだった。
が、母が「おねえちゃんとおなじのじゃかわいそうだから、妹ちゃんには違うのを用意してます。」と言ってきた。
かわいそう??
一枚の同じ着物を脈々と引き継いでいくことは、すてきなこと、いいことだと思っていたので、「かわいそう」と言われて驚いた。
わたしとしては、ママもねぇねもおなじものを着たのに、自分だけ違うものを着る方が、仲間外れみたいでかわいそうだと思ったくらいだ。
わたしはひとりっこなので、「おさがり」というものに憧れがあるのも影響しているのかもしれない。
次女が自分でどうしたいか決めてくれればいいのだが、早生まれの二歳児にはまだ無理なのでわたしが決めねばならない。
果たして、おなじものはかわいそうなのだろうか。
幸い、まだ時間はたくさんあるので、ああでもないこうでもないとしばらく悩もう。
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