見出し画像

膝痛と育児の共通点

先日、運動しようと思い立ってなわとびをしたら、膝を痛めてしまった。
まだひとりでは歩けない次女を抱っこして、2階の自宅アパートの階段を昇降するのがつらい。まっすぐに曲げると痛くて膝から転びそうになるので、ナナメに降りている。

そんな母の都合を我関せずの次女、容赦なく暴れるので、本気で落としそうでこわい。病院に行こうにも次女を連れては行けないので、少しでも傷みを緩和させられないかと、ネットで検索してみた。

すると、いくつものページで書かれているのが、「膝の痛みの原因が膝にあるとは限らない」ということだった。膝の周辺の筋肉や筋が歪んだせいで、結果的に膝に影響が出ることが多いそうだ。

書かれている筋肉をほぐすマッサージをしてみたところ、さっそく効果が現れた。全快とはいかないが、特に右はほぼ痛みが取れたのだ。驚いた。

そしてふと、「これって、子育てにも言えることだなぁ」と思った。

10歳差の兄弟を育てているお友達ママの話だが、ある日突然、上のお兄ちゃんがごはんを食べなくなったことがあったそうだ。前日まで大好物でおかわりしていたカレーもキライ、グラタンもイヤで、なすすべなしだったらしい。味覚が変わったのか、味付けに飽きたのか、真面目な彼女は料理本を広げてを試行錯誤した。でも、どう作ってみても、食べない。

具合でも悪いんじゃないか、学校でいじめに遭っているのかも、彼女はとても心配して、お兄ちゃんにいつもよりたくさんの時間を割いた。すると、ある日何事もなかったかのように元どおり食べ出したという。

種明かしをすると、いわゆる赤ちゃん返りだったのだ。ちょうどその頃下の子が食事中にイスから立ったり、食器をひっくり返す時期で、食事時間は下の子ばかり見ていたらしい。

10歳も離れているし、下の子は一歳間際なので、「赤ちゃん返り?いまさら?」と、疑いもしなかったという。

膝痛の原因が膝にあるとは限らないのと同様に、ごはん食べない原因がごはんそのものにあるとは限らないのだ。

子育てをしていて困りごとがあると、どうしてもそこだけに目が行きがちになる。ごはんを食べない、お友達と揉める、ご挨拶ができない、ひとりで着替えられないなどなど。しかし、それら「結果」として表出したことの原因は、すぐそばにあるとは限らない。一見無関係の、離れた意外な場所に潜んでいたりする。広い視野と、高感度のアンテナを張っているように心がけたい。

#子育て #姉妹ママ #長男の嫁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?