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なぜ河村市長は金メダルを噛んだのか

日頃、政治色のある発言はしないことにしている。しかしこの件に関しては、一個人の見解として思うところがあり、書いてみることにした。

まずもって、今回の河村市長の行動は批判されてる然るべきものだ。市役所に苦情殺到、天下のTOYOTAも怒るに決まっている。こんな、明らかに間違った行動を、彼はなぜとったのか。わたしは、ふたつポイントがあると思う。

ひとつめは、金メダルが誰のものかということだ。多くの人は、金メダルはメダリスト個人の所有物だと認識している。彼はここを履き違えたのではないだろうか。
選手が金メダルを取れたのは、みんなが応援したおかげ、金メダルはみんなの力で取ったものであり、みんなのもの、「みんな」には自分も含まれているわけで、つまりは自分のものでもある、といった具合だ。
誰かも言っていたが、これが選手の私物のバッグなら河村市長だって絶対に噛まなかったはずだ。
金メダルというものに公共性を見出したことが、原因の一端だと考える。

しかし、これだけではないだろう。金メダルがみんなものなら余計に、自分だけが噛んでいいわけはない。彼が自分を噛んでいい人間だと誤認したのはなぜか。ここがふたつめのポイントだ。
毎日のようにテレビや新聞に出て、外を歩けば人が集まり、世間がその動向に注目しているという点において、政治家や芸能人、メダリストは共通している。逆に言うとそこしか共通項はないのだが、彼はそれを拡大解釈して、自分とメダリストをイコールで結んだ。自分はメダリストと同じふるまいをしてもいいポジションだと思ったわけだ。

以上2点が、今回の騒動の原因と考える。あくまでわたし個人の見解であり、真相の程はわからない。しかし、同じ愛知県民として大変恥ずかしく、情けなく感じている。
市長には、しばらく市長室でおとなしくしていていただきたい。

#TOKYO2020  #オリンピック #金メダル #市長の孫 #子育て #姉妹ママ

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