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正解がわからない
※わたしの言葉足らずで不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。ですが、決して障害のある方を蔑視するつもりで書いた記事ではありません。ご了承ください。
先日、次女を連れてスーパーに行きました。次女をカートに乗せて、買い物をしていました。
すると向こうから、30-40代くらいの障害のある男性とお母さんが同じように買い物をしながら歩いていらっしゃいました。
この時点で、申し訳ないけれど、少し警戒してしまいました。次女と距離を取るべきか、と。
ですが、あちらにはお母さんがついていらしたので、滅多なことはなかろうとそのままにしていました。
すると、すれ違い様にその男性は、カートにいる次女の顔にいきなり触ったのです。
そのカートは子どもが進行方向を向くタイプのもので、わたしからは顔のどこを触られたのかまで確認できませんでした。
目なのか、口なのか、鼻なのか。
背筋が凍りました。
慌てて次女と男性の間に割って入り、思わず睨んでしまいました。
事に気づいたお母さんは、男性に言いました。
『もう、勝手に触らないの』と。
さも、陳列してある商品にいたずらで触った子どもを諌めるようでした。
わたしの娘はお店の商品じゃありません。
あちらにとっては、よくあることで、わたしが気にしすぎなのかもしれません。
でも、親として、とても受け入れられることではありません。
あのとき、もっと注意して次女を男性から離していれば、とものすごく自分を責めました。
では、どうしてわたしは次女を遠ざけることを躊躇ったのでしょう。
それは、男性が障害のある方だったからです。
そういう方からパッと娘を遠ざけることが、わたしが障害のある方を差別していることになると思ったからです。
自分はそんな心の貧しい人間ではないと思いたかったし、まわりにそう思われるのもいやだったのです。
これがもし、刃物を持った明らかな危険人物だったら、1ミリも迷わなかったことでしょうから。
危険かもしれない、危険ではないかもしれない、それがわたしでは判断できませんでした。
でも、危険だと判断することが、ものすごく失礼で相手を傷つけることになるから、さらには自分の体裁も悪くなるから、娘を守ることより、そちらを取ったのです。
今後わたしはどうしたらいいのでしょうか。
また同じスーパーであの親子に遭遇したら、きっとわたしは距離を取るでしょう。
でもそれは、障害の有無は関係なくて、過去に娘に触られたからです。
健常者(こういう表現が不適切かもしれませんが他に言い方がわからないので使います)にも、通り魔みたいに危険な人はいるし、そこまでいかなくてもいきなり子どもに触ってくる方はいます。そういう一切の危険を遠ざけようとすると、一歩も外出できなくなります。
障害のある方にもいろんな方がいて、一律にどうこう言える事でないのは承知しています。
ただ、健常者に比べて、警戒レベルが少し上がってしまうのは事実です。
それは、「わからない」からです。
知人ならいざ知らず、外で偶然遭遇する方の障害がどんな状態で、何ができて何は難しいのかなんて、わたしにはわかりません。
わからないから、最悪を避けるために警戒してしまうのです。
どういう対応が正解なのか、今もわかりません。
ただ、わたしは相手を問わず娘を危険から守りたいだけです。
そのためなら他の誰かを傷つけていいことにはならないけど、でも、わたしの宝物に、いつまでも笑っておおきくなってほしいです。
この記事で不愉快な思いをされた方がありまひたら、お詫びいたします。
申し訳ありません。
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