真剣と自我
私の稽古の信条は、「怪我しない・させない」なのだが、今日の朝稽古で久々に隣の人にぶつかってしまった。
相手が受け身している所に、わたしの踵が彼女の肩にぶつかった。
終わってからもすぐに謝りに行ったが、大丈夫かどうかは時間が経たないとわからない事もある。
ぶつかった、その時の自分の心を振り返ると、恥ずかしい事に、思っきりやりたい、かっこよくやりたい、見せたいというような想いがあったと思った。
そういう自己中心的な我が生まれた時は周りが見えなくなる。
自我を消して、研ぎ澄ませていなければと反省させられた。
真剣にやる事と、自己中心的にやる事は全く違う。
ちょっと油断したら、こんな事を思い知らされる。
大丈夫だったからいいやでなく、その一瞬が自分や相手の今後の人生に関わるかもしれないと思えば、怪我をしない・させないという事は、とても重要な事だと思う。
相手を守る事と同時に自分を守る事も徹底してゆく。
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