天麻那舞を奉納している知人と色んな話をした中で
「姫になる修行は畳むことから習うのよ」
という話を聞いた。
正に、所作である。

私は、合気道を通して体と心を整えて本来の自分を蘇らせるというテーマがある。
それは、日本人の精神を復活させ、世界平和の道でもある。

私が目指している合気道、開祖が伝えたかった合気道を目指すにあたって
私は結局、何を中心に持ってくればいいのだろうかと思っていた答えが
この所作の話、舞の話、女性性の話で腑に落ちた。

彼女と話していても、やはり武というものは男性性が強く、女性性が弱いイメージである。
荒々しい、争いを生むものとしての認識である。

いや、本当にそうだと思う。
私もそう思う。

現にみんな、強くなりたい・かっこよくなりたい・上手くなりたいなどそういう競う精神を持ってやっているのがほとんどだと思う。
「武」というとやはり力の強い男性が戦って守るイメージでもある。
そしてそれが悪いわけでもないし、間違っているものだと言っているわけでもない。

しかし、開祖が言っている「武」の意味はちょっと違うんじゃない?

開祖は開眼した時に言いました。

「今までの武は捨てて、神から習い直した」と。

私は、合気道は武道でありながらも武を越えなければならないものだと思っている。

舞やフラダンスなど女性性が強いものは本当に優しい祈りの波動を表しやすい。
癒しそのもの。

しかし私は、あえてそちらに転換する事なく、合気道を通してそれを体現させようと心に誓た。
私は、合気道は祈りの武道であると事を知らせたい。
そしてそれは、女性はもっと女性らしくなれる道なのだということを体現させたい。

そうと決まれば、必要なことと不必要なことがハッキリわかる。

まずは自分を人として女性として磨きに磨いてゆく。

私の中にある荒々しさを禊ぐ合気道の修行をこころ新たにやり直しましょう。







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