シャンパンガーネットとローズクォーツ
約6年間、ほとんどアクセサリーをつけていなかった。
アクセサリーは別にきらいではない。ピアスとネックレスは好きで、某300円均一でたびたび買っていた。
でもリングはとにかく苦手。指に何かはまっている異物感が気になるし、なんだかかゆくなる気がする。だから婚約指輪はもちろん、結婚指輪すら持っていなかった。
ピアスとネックレスをつけなくなったのは、完全に妊娠・出産の影響だ。
出産前から「アクセサリーなんてめんどくさっ」となり、仕事のときだけかろうじてつけるように。
そして息子を出産してからは、ピアスやネックレスの誤飲を恐れて、完全に遠ざけた。
3年ほど前に「そろそろ仕事では何かつけようかね」と思ってアクセサリーケースを見たら、そのほとんどがサビて死滅していた。安物ばっかりだったので当然といえば当然。
そして時が経ち、昨年の秋。ふとリングがほしくなった。そう、離婚したタイミングである。
あんなにリングが嫌だったのに、不思議なものだ。おそらく外食に充てていたお金が浮いたから、心も一緒に浮ついてしまったんだと思う。
SNSの広告でずっと気になっていたお店に行き、7万円のシャンパンガーネットのリングをサクッと購入。えっお高い。今思うと、完全に金銭感覚が狂っていた。
でもね、これがめちゃくちゃかわいい色なのよ!
ただ残念ながら、このあとにダイエットして痩せてしまったため、とてもゆるい。春になってもゆるゆるだったら、サイズ直しをしなければ...。
そしてもうひとつ。最近、ローズクォーツのピアスを衝動買いした。にまんえん(照)。
衝動買いとはいえ、一応「法人を立てたセルフ祝い」という名目はある。一応。
でも、こういった節目で、たまたま同じ色味のちょっとよいアクセサリーが揃っていくことに、不思議な縁を感じた。
これからも何かがあったら、アクセサリーを買っていこうかな。
願わくば、ポジティブな言い訳とともに。
Requested by Kaoru Natsuno
「おしゃれに関するエッセイ」
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