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シリーズ「絶滅危惧種:小児分野の言語聴覚士」

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なぜ小児を見てくれる言語聴覚士となかなか出会えないのだろう……。そんな疑問から生まれた言語聴覚士(ST)に関する連載です。現役の言語聴覚士さんや言語聴覚士に関連する団体、支援を受… もっと読む
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#難病

なぜ言語聴覚士につながろうと思った?保護者への調査結果を公開【その1】

小児分野の言語聴覚士は全国で約4,000名程度と、なかなかにレアな存在です。そんな言語聴覚士が「たまたま病院や療育施設などにいた」というケースもあれば、「自分で探してやっと見つかった」というケースもあるでしょう。 そもそも保護者はなぜ「言語聴覚士の支援を受けたい!」と思ったのでしょうか。今回は調査結果の第一弾として、言語聴覚士につながろうと思った理由についてお伝えします。 【前提】調査対象の子どもに関する基礎データはじめに、今回の調査に協力してくださった保護者・お子さんの

子どもが楽しめる療育を!支援者・当事者としての思い【Vol.5】STシマウマさん

言語聴覚士。ことばによるコミュニケーションに難がある方に専門的なサービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職である。 小さな子どもをもつ親は「子どもがなかなか言葉を話さない」「特定の発音が難しい」など、言語発達に課題や不安を感じたとき、彼らの支援を受けたくなるだろう。 しかし残念ながら、生活圏内でアクセスできる小児分野の言語聴覚士は非常に少ない。 そこでこの連載では、小児分野の言語聴覚士やその育成に関わる方に話を伺い、子どもの言語発達に関するトピックや