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不登校児童専門の公立学校が生まれた!

昨日、知り合いがFBページでこんな記事をシェアしてくれました。

不登校児童専門の公立学校が開校

4月7日、岐阜市に不登校児専門の草潤中学校が開校されることが決まった。自治体主導としては初の公立不登校特例校で、説明会には40名定員のところ120家族、実に380名が参加したという。

この春から開校する不登校児専門の学校は、こんな方針を掲げています。

「すべての授業はオンラインも併用のため通学してもしなくてもOK」
「担任教師は生徒側の選択制」
「時間割は教師と生徒が相談しながら一緒に決める(義務教育としてはきわめて異例)」
「職員室は生徒に開放する、生徒は食事をしてもただくつろいでもよい」
「開校時の先生は異動でなく手上げ方式」

これが、公立の中学校で実現できるなんて素晴らしいですね!

学校に行けない悪循環

以前、うちの子が通っていた公立中学校の先生に聞いた話ですが、最近の子供たちは、金髪に染めたり、乱暴な振る舞いで荒れる子というのは急激に減っていて、その代わりに、同じ数かそれ以上に学校に来られない子供が増えているそうです。

学校に行かなくなるきっかけは、それぞれあるようなのですが、

学校に来ない→授業を受けない→どんどん勉強がわからなくなる→学校にさらに行けなくなる。

という悪循環となってしまい、本人にも会えないので、先生達もサポートすることができず、金髪に染めて先生に構ってほしいと学校に来る生徒のケアよりも、ずっと対応が難しくなっているそうです。

まずは集団活動を強要するのをやめてみては?

公立の小中学校では、勉強以外に、運動会・なわとび大会・合唱コンクールなどの集団活動に重きを置いている感じがあります。集団の中で協調性を育むのは大切なことですが、必要以上に集団に合わせる必要があるのでしょうか?

運動会のダンスの練習を、熱中症になるような気温の中で踊りが合うまで踊らされたり、朝早くや、学校が終わった後に合唱の練習をさせられたり。

踊ったり、歌ったりするのが得意で、好きな子には楽しい時間かもしれませんが、それが苦手な子にとっては苦痛の時間でしかありません。きれいに揃った踊りも、美しい歌声も、先生の自己満足と、先生の指導成果の披露のようにも感じます。

運動会なんて、練習なんかしないで運動会の日当日でもできることをやればいいし、合唱コンクールだってやりたい人だけでやればいいんじゃないかなと。

学校は勉強するところ

学校は第一に、勉強する場所であって集団活動はおまけです。そのおまけのせいで学校に行けず、勉強する機会を奪われている子も多いのではないでしょうか。

子供の学びたい気持ちを、しっかりサポートすることが学校の役目です。

学校に行けないなら、家でもきちんと学習できる環境を整えることが、不登校問題の最大のやるべきことだと思うので、冒頭の草潤中学校の取り組みは、今すぐにでも各自治体に取り組んでほしいですね。

こういった新しい学校のカタチが、子供にとってベストなのであれば、不登校専門と言わず、公立学校のスタンダードになっていけばいいんじゃないかとさえ思います。

以前こんなnoteも書いていたのですが10年を待たずに学校教育が、どんどんかわるといいなと思います。

10年後こうだったらいいな(学校編)

おまけ:タロットリーディング

この新しい学校について、スリーカードで占ってみました。出てきたカードはこちら。

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愛情あふれるカップのクイーンは、不登校で苦しむ子どもたちをなんとかしてあげたいという強い気持ちからこの学校が生まれたことを。

ソードのキングはまさに今、高い理想を掲げ、自信に満ちて開校する学校の今を表しているように見えます。

そして未来を示す、ペンタクルの6は、世の中(他の学校や行政)とのバランスを取るのは難しいという課題を示していました。子どもたちを十分にケアすることには人もお金もかかりそうですしね。

この学校がこれからどうなっていくのか、注目していきたいと思っています。草潤中学校の先生達もここに通う子供たちも頑張って!!

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