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ワーホリを楽しめる人・楽しめない人の特徴とは⁉

ワーホリでオーストラリアに来て、約1ヶ月半が過ぎました。「コロナ禍から解放されて、大好きな海外に3年ぶりに来れて、うれし~!」となっている…はずでした(笑)。それが、毎日悶々と暮らしています。完全に自分を見失っています。「何しに来たんだっけ?」状態です。

実をいうと、私は何か目的があってオーストラリアに来たわけではないのです。過剰に続く日本のコロナへの閉そく感に気持ちの限界を感じ、「いったん日本を出たい!」と思って来たのです。国もオーストラリアがよかったわけでもなく、単にワーホリで滞在できる国の選択肢として、抽選がなく(イギリスやカナダなどはワーホリに行ける人数に制限があります)、必ず行けるオーストラリアを選択したというだけでした。

そのように勢いで来てしまったので(そんな感じで主人もよくついてきてくれてるな…)、生活に慣れてしまうと「あれ、何しに来たんだっけ?」という気分に苛まれています。

「何を贅沢言ってるの!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、Twitter(ワーホリや留学の情報は、一番Twitter上で活発に情報共有されています)でも私と似たような状態になっている方を意外とたくさん見かけます。文化や気質があまりに合わなかったり、孤独に耐えられなくなったりと理由は様々ですが、数週間から1,2ヶ月で帰国する方も一定数います。

一方で「居心地が良すぎて、日本にはもう帰りたくない」「ワーホリ楽しすぎて、来年も延長する!」という方もいます。前者と後者、どちらのマインドになるのか、自分自身の体験や他の方のお話を聞いて、以下のような特徴が見えてきました。なお、あくまでオーストラリアでのワーホリ体験のお話になりますので、他の国でワーホリされる方は参考程度にお読みください(ちなみに、カナダでワーホリしている方々の様子を見ると、オーストラリアでワーホリしている方々と似た傾向にあります)。

ワーホリを楽しめる人の特徴

日本での給与に納得していなかった人

日本で「給与と仕事内容が見合っていない」「労働時間のわりに給与が低い」という悩みを持っていた方にとっては、オーストラリアはかなり労働環境が良いです。物価が日本より高いとはいえ、最低賃金が21ドル(約1900円/2022年12月4日のレート換算)と日本の2倍近くあり、アルバイトを週20~25時間もすれば生活費を賄うことができます(交際費や貯金分を稼ごうと思うと、もっと働く必要はあります)。もっと高い時給の仕事もたくさんあるので、今まで日本で大変な思いをしても納得のいかない給与しかもらえなかった方にとっては、残業もなく十分な給与をもらえる良好な環境といえます。

気を遣う文化・周りの目を気にする風潮に疲れていた人

先輩に反対意見を言いづらかったり、気の進まない飲み会を断りづらかったり、日本の会社ではいまだ残る縦社会に苦しんでいる人もいますよね。また、「〇歳だから、もうかわいい服は着れない」「こういうことをすると、変な人だと思われる」と、周りの目を気にする風潮もあります。ところがオーストラリアでは、様々な国の異なる文化を持っている人が暮らしているので、「空気で察する」ということは難しく、年齢関係なく多くの人が自分の意見をハッキリ言います。格好に関していうと、何歳でもヘソ出しルック、ミニボトムで歩いていて、自分の好きな格好をしています。いい意味で人の目を気にしない文化です。日本の文化・風潮に疲れていた人にとって、オーストラリアは大変開放的な国に感じると思います。

自分の目的を果たせている人や成長を感じられている人

「きれいな海にいつでも行ける街に住んでみたい!」と思っていた人がゴールドコーストやケアンズに住んだら最高、というように、ワーホリ先の国で叶えたい目的があると、実現できた充実感があります。また、今まで英語をほとんど話したことがなかった人が、英語を次第に身につけていって現地の人とフラットにコミュニケーションできるようになったり、友達ができたりすると、成長を感じられて楽しいと思います。

ワーホリを楽しめない人の特徴

日本での仕事にやりがいがあり、給与が安定していた人

日本での仕事で安定した給与をもらっていた人にとって、オーストラリアのアルバイトでは、多くの時間数働くか、農業・工場・鉱山関連業をはじめとした肉体労働を行うかをしないと、日本での給与の同額もしくはそれ以上稼ぐことは難しいです。そして、たとえ十分な額を稼げたとしても、日本での仕事にやりがいを感じていたのであれば、「う~ん、私はこの仕事をしたいのかな…」という疑問に直面することもあります。

ワーホリ先での仕事探し・仕事環境に嫌気がさした人

オーストラリアのアルバイト探しは、日本に比べてめちゃめちゃ効率が悪いです!心が折れる人もたくさんいます。求人サイトやお店の求人ポスターを見てメールをしたり、履歴書を渡したりしても、30件に1件くらいしか返事がこないこともザラです。そして苦労してゲットしたアルバイト先でも、最初に言われていたほどシフトに入れなかった、時給が最低賃金以下の不法な労働環境だった(ジャパニーズレストランにありがちです)、突然クビになったなど、日本ではあまり起こらないトラブルに見舞われることも多々あります。こういったことの積み重ねで、「あ~日本で仕事する方が楽だな」と思う人も一定数います。

低品質・高価格に納得できない人

賃金が高いので物価が高いのは納得できるにしろ、価格のわりに低クオリティだと思う商品・サービスがとても多いです。在豪日本人では、「日本で買うより高いけど、結局現地のダイソーや無印良品、ユニクロで買い物する!」という人も多いです。また、外食も日本人からするとかなり高額なわりに、おいしいものが少ないので、自炊の腕が上がりがちです(笑)。「あらためて日本の商品やサービスってすごいんだな!」と前向きに捉え、低品質・高価格も異文化体験として楽しめればよいのですが、単にストレスに感じてしまうと辛いと思います。

ワーホリを楽しめる人・楽しめない人の特徴は他にもいろいろとありますが、上にあげた特徴が多い印象があります。私は今のところ「楽しめない人」の方なのですが、せっかく貴重な異国での生活なので、楽しめるように工夫したいです!もやもやよ、早く晴れろ!



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