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外国の人と働いてみて

私は2022年10月からワーホリでオーストラリア・アデレードに住んでおり、11月からローカルレストランで働いています。従業員はシンガポール人のオーナーをはじめ、インド人・ベトナム人・タイ人・マレーシア人など、日本人は私以外にいない環境です。2ヶ月間働いて、「私は日本人と働く方が性格的に向いているな」と感じています。そして、実際3週間前から、日本人オーナーの日本食レストランでのバイトも始めたのですが、やはり働きやすくて快適です。外国人と働く環境と、日本人と働く環境の差を見ていきたいと思います。

シフトについて

オーストラリアでバイトをしていると、もともと決まっていたシフトがあっても、シフトインの数時間前(ひどいときは数十分前)に「今日やっぱり来なくていいよ」とか、逆に「今日来れる?」などと連絡が来ます。また、「週5回シフトに入れる」と言われて働くことにしたのに、ふたを開けてみれば週1,2回しか入れないなんてことも超あるあるです(私もそれで日本食レストランの掛け持ちを始めました)。バイトで生計を立てているワーホリワーカーや留学生にとって、シフトインできなくなるのは死活問題です。また、ころころシフトを変えられると、予定が立てにくく、予定をしっかり立てたい性格の私にはストレスです。

日本でも誰かが突然休むことになったり、辞めてしまったりした場合、シフトの変更はありますが、頻度が比ではありません。日本食レストランの方は、よほどのことがなければシフトの変更はありませんし、当初話していたシフト数を入れてくれるので、「うわ~日本人話が通じて嬉しい(´;ω;`)」と思いました。

就業時間について

日本で働いていると、始業時間から遅刻するというのは冷や汗ものですし、何らかの理由があって遅刻する場合は、連絡するのがマストですよね。しかし、こちらは特に連絡もなく、余裕で5~10分くらい遅刻してきます。「渋滞して進めなかった」などと言ってきますが、毎日のように遅刻してくるので、「いや、早く家出ろよ!」とつっこみたくなります(笑)。

日本人気質の私は、少なくともシフトインジャストの時間までには着くようにしているのですが、なんだか損した気分です。ただ、シフトが終了してから、日本人にありがちな「他のメンバーがまだ働いているから、なんとなくまだ帰れない」というのはなく、「Ayumiは終了時間だから、帰りなよ!See you tomorrow!」と言われてあっさり帰ることができます。

一方で、それに慣れてから日本食レストランで働くと、みんなシフト開始10分前には来ているので、「ずいぶん早いな。まだやることないよ?」と感じます。遅刻はよくないですが、「10分前行動」みたいな日本の雰囲気も、時間の無駄な気もします。それでいて、シフト終了後、他のメンバーが働いていると、なんとなく帰りにくいです。誰か「終了時間だから、帰りなよ!」って言ってくれるとよいのですが…。この時間感覚については、外国人の感覚と日本人の感覚、どっちもどっちですね。

コミュニケーションについて

周りの日本人に聞いても「オーストラリアでよく聞かれるよね!」となるのが、「休みの日に何をしたのか・次の休みは何をするのか」と「パートナーの話」です。たまに聞かれるならよいのですが、出勤するたびに聞かれるので「なんでそんな気になるの?」とちょっとめんどくさいです。

この時期だと、よく日本人が言っていたのが、「クリスマス、知り合いもいないので『一人でゆっくり動画でも見る』と言うと、「なんで⁉パーティーしなよ!」などと言われる。パーティーする仲の人いないし、何をしようと自由だろ!」という文句です。

バイトがない日や長期休みに「予定がない」というと、「なんで⁉〇〇した方が良いよ!」というテンションで言われることが多く、悪気はないのはわかるのですが、ほっといてほしいと思ってしまいます。

また、日本だと仲が深まらないとあまり聞けない、「パートナーの話」を初対面でも聞かれます。日本と気にする点が違うと思うのは、オーストラリアでは年齢を聞くことは差別につながりかねないということで、初対面で聞かれることは少ないです(履歴書にも生年月日と年齢は書きません)。敬語や敬称も使わないので、誰が何歳なのか全然わかりません。しかし、日本では初対面ではあまり聞けない、パートナーの話はフランクに聞かれます。バイト先でも「your husband今日は何してんの?」みたいに、夫の話をめちゃめちゃ聞かれます(笑)。

私は聞かれても特に嫌ではないですが、そこまで仲が深まっていない人からパートナーの話を聞かれることに抵抗を感じる人もいるのではないかと思います。

あとは、コミュニケーション全般において、オーストラリアの人は自己主張が激しいなと思います。私も日本ではハッキリ物を言い、自己主張激しめの人間だと思っていたのですが、こちらの国に来てからは「自分、めっちゃ空気読む人間やん!」と感じています(笑)。日本人は空気を読みすぎて、それが「めんどくさいなあ」と思うこともあったのですが、逆の環境に来てみると、「もうちょっと空気読んで、人の気持ち考えようよ」と思っています(笑)。なので、日本食レストランで働き始めて、「程よい距離感だわ~」としみじみ感じています。


上記のことが、すべての外国人やローカルレストランに当てはまるわけではないですが、周りのワーホリしている日本人に聞いても、あるあるな内容ではあります。外国人の方が良いと思う特徴もありますし、日本人の方が良いと思う特徴もあります。私の性格上、日本人と働く方が向いていますが、逆に外国人と働く方が楽だという知り合いもいるので、これからワーホリする方は「外国人と働くって、そういう特徴があるのね!」と参考程度にしてもらえればと思います。


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