犯罪性愛者について

犯罪性愛者とは、犯罪者に恋する人たちである。犯罪者に恋する性的なあり方を「犯罪性愛」という。

相手が犯罪者とまでいかなくても、残酷な人に恋するのも犯罪性愛に近いかもしれない。

犯罪性愛者には様々なタイプの人がいる。私が今までSNSで見てきた限りでは、次の4タイプに分類できる。

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①犯罪者の強さに憧れてついていくタイプ(犯罪者に対するマゾヒスティックな態度)

・犯罪者の強さやたくましさに憧れ、尊敬の念を抱き、ついていく。犯罪への加担もすることがある。

・女性は、強い子どもを産みたくて、犯罪者に強さや魅力を見出して恋することがある。

・残酷な世界で生存率を上げるために、残酷で強い人間になびく。屈服する。

・私は、自分に対してきつい態度を取った文芸評論家Oの著書を買うことで、応援&屈服&献金をしていた。相手に憎しみを感じてもしんどいだけなので、憎む辛さを軽減するために、敢えて萌えたのである。

②犯罪者のつらい過去に同情して寄り添うタイプ(犯罪者に対する慈悲的な態度)

・犯罪者が昔虐待されていたとか、いじめられていたという情報を手にすると、犯罪者の悲しみに共感し、更生を手伝いたいと思う。

・「この人は犯罪者だけど、本当はいい人だ」と思いたいがために、自分に都合の悪い事実を見なかったり、歪曲したりすることもある。

・私は、アドルフ・ヒトラーが虐待されていた過去に同情し、彼の醜い面を見たくないと思っていた。

・私は2021年11月頃から2022年9月までナチヲタ界隈にいた。
私は中2の時、歴史の授業でヒトラーを好きになり、深い罪悪感を抱えていた。
私はいじめられっ子でありながら、自分より重い障害の人を見下したり、他民族の人を怖がったりしていた。
そしていじめられっ子だからこそ、ヒトラーの強そうでかっこいい姿に憧れ、差別心に悩んでいたからこそ、ヒトラーに仲間意識を持った。そしてその恋をいつも自分で責めて苦しんでいた。
しかし、2021年11月頃、田野大輔先生のツイッターを見ていたとき、あるナチヲタの方の、ヒトラーとシュペーアのBL関係についてのツイートを田野先生がリツイートしていたのを発見した。
私は本当にびっくりした。ナチのことをこんなに楽しく語って良いのか、こんなふうな在り方も許されるのか、と目から鱗だった。
そしてその方経由でナチヲタ界隈を知り、彼らが楽しそうに描くヒトラーやゲッベルスのイラストによって罪悪感から救われた。
しかし、私はナチヲタ界隈に居るうちに、人の不幸を消費し、ナチ戦犯を虐めて楽しむナチヲタたちのノリが嫌になってきた。私が左翼発言をしたら鬱陶しがられ、無視やブロックも日常茶飯事。嫌なら黙って去ればいいのだが、こだわりの強い私はそれができなかった。
そして戦犯をいじめる傾向が特に強い方とDMで喧嘩してブロックされ、その仕返しとして彼女の限定公開ツイートやDMを自分のブログで晒してしまった。私は相手の方から強く糾弾され、泣きながら記事を取り下げた。
その後も私は晒し事件のことが忘れられず、被害者の方にストーキングしていたが、2024年3月頃、「私が何を言おうと相手は変わらない。相手は戦犯いじめをやめない」と確信し、諦めた。

③犯罪者をいじめて楽しむタイプ(犯罪者に対するサディスティックな態度)

・犯罪者を「叩いても大丈夫な人」と見なし、サンドバッグのように叩くことで、快感を得る。犯罪者を叩くことで鬱憤晴らしをする。

・犯罪者のダメさ加減に呆れて笑う。ダメさを愛でる(≒いじめる)。犯罪者を珍獣としてネタにする。ナチヲタ界隈で私が苦手としていた人たちがこのタイプ。

・私は、自分にきつい態度をとる文芸評論家Oをネタにする絵を描いてピクシブに載せ、ゲラゲラ笑っている。

④そもそも対象を犯罪者とみなしていないタイプ(犯罪性愛ではない?)

・世間的には「犯罪者」として蔑まれる人々を「英雄」「革命家」と見なして尊敬する。

・例えば私は、安倍晋三を射殺した山上徹也さんを犯罪者と見做していない。革命家と見なして尊敬・応援している。

・山上さんが安倍を殺した時、私は「ヨッシャー」と拍手喝采した。安倍の冥福など祈らないぞと思った。
そして、ヒトラーが死んだときのドイツ人もこんな気持ちだったのかと思い、ヒトラーの冥福を祈る気持ちや、ヒトラーを甘やかす思想が消えていった。
でも、今でも時々ピクシブでナチヲタ絵師の描いた絵を見たりする。やはり興味があるのだ。

・私は、山上さんへの思いを他人から「犯罪性愛」と言われたら腹が立つ。

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今のところ4タイプ書いたが、ここにまた新しいタイプが加わる可能性もある。

まあ個人の勝手な分け方なので、その点はご了承いただきたい。

一人の人間の心の中に、あるいは一人の犯罪者への感情の中に、複数のタイプが併存する場合もある。

生きていくうちに、特定のタイプが追加されたり、特定のタイプが消えたりもするだろう。

まあ一口に犯罪者といっても、ヒトラーのような差別主義者もいれば、山上徹也さんのような革命家もいる。

したがって、「『犯罪』だから『ダメ』」という杓子定規な考え方は、社会変革の芽を摘むことにもなりかねないので、注意が必要である。

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私は犯罪性愛者、犯罪性愛に関する記録や個人史を収集して残したいと思って、素人ながらアンケート調査を実施している。皆様のご回答をお待ちしている。

◎ナチヲタを自認する方へのアンケート調査Ver.2.0

かつて私はWIXというアプリで、ナチヲタとしての自分の気持ちなどを書き綴るブログをやっていたが、WIXはパレスチナ人への虐殺に加担する企業なので、そのブログは閉鎖している。

アンケートフォームの最初のバージョンには、そのWIXブログのリンクが載っていたり、「ナチヲタ・スタディーズ」という造語が載っていたりしたが、なんだか小っ恥ずかしくなったので、Ver.2.0では省いた。

なので初期バージョンと最新バージョンとでは、質問の数や内容が異なる。

◎山上徹也氏のファンを自認する方へのアンケート調査

これは新規のアンケートである。

ちなみに、私にとって山上さんや木村隆二さん(岸田に爆弾を投げた人)は、犯罪者でなく英雄だ。世間的には犯罪者でも、私はそうは思っていない。

初心者が作った拙いフォームなので、フォームに関するアドバイスなどが有ればお寄せ頂きたい。

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先に挙げた、マゾヒスティックな犯罪性愛(①)は、残酷な人間への愛着である。暴力を肯定し温存し再生産する有害な性的嗜好といえる。でも自分の意志ではなかなかやめられない。

マゾヒスティックな犯罪性愛は、否応なしに暴力の存在する世界で生きるための、やむを得ない戦略である。

なので地球上から暴力がなくなれば、マゾヒスティックな犯罪性愛者も自然消滅する。そしてそれは良いことだ。

マゾヒスティックな犯罪性愛は私の代で終わらせたい。

これは犯罪性愛者を虐殺しろという意味ではない。暴力をなくして平和な世界を作ろうということだ。念の為申し添える。

また、犯罪性愛には、出来の悪い子程可愛いから世話したくなる「慈悲タイプ(②)」や、犯罪者が可愛くていじめたくなる「サディストタイプ(③)」もある。どうせならちゃんと犯罪者を世話して更生させるべきだ。個人だけでなく、社会全体で。

罪を犯した人をSNSで遊び半分にぶちのめして何になる。それこそ犯罪の再生産だ。やめろ。

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イスラエルのネタニヤフは、ナチスのヒトラーと同じ大量虐殺者である。虐殺者を止めることは、犯罪性愛者にできる最高の愛情表現である。

ネタニヤフによるパレスチナ人虐殺を止めることも、ヒトラーへの私なりの愛情表現になるのではないか。

山上徹也さんや木村隆二さんは世間的には犯罪者でも、私からしたられっきとした正義の人なので、彼らの似顔絵を刺繍したブローチを売って、売上の全額を山上さんや木村さんに寄付したいと思っている。一応一つ500円である。

ほしい方はこちらへ。

ところで、イスラエルに完全勝利するアラブ人兄貴の頼もしい動画を見つけたので、シェアしておく。

パレスチナはイスラエルに包囲されているが、イスラエルもアラブ諸国に包囲されているのだ。

アラブ頑張れー! 私も頑張るよー!


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