「何の為に?」そんなもん考えてないよーって。
こんにちは、あゆみです。
昨日、最低限の学校生活をこなしながらマイペースに生きる息子の話をしたんですけども。
おそらく自分の思考回路に似ているような気がして、
サクッと色々諦めついた感じがあります。
私はもう後数ヶ月で38歳になるいい歳の大人なんですが、
「それ、何の為にやってるん?」
と聞かれる行いが沢山あります。
表向きには、
「仕事で使うんよー」
なんて、それっぽく言えるようなこともあるにはありますけども、実際のところ意味なんて大してないことの方が多いんです。
今日は、【何の為】を追求しすぎて、がんじがらめになっても勿体ないよねってお話です。
我が家にはね、今4匹の野良子猫が居候してるんですけど。
夫が子供たちと出掛けた先で拾って来たんです。
もう猫風邪がひどくって。目も鼻も詰まって開かないきったない瀕死の子猫5匹。
(1匹はすでに里子に出しました。)
これ実は、3匹の元野良猫と、1匹の元繁殖犬(保護犬)が既にいるんですよ我が家には。
そこに追加で5匹ね。
発見先から電話あって、
「顔がぐちゃぐちゃに目ヤニとかで潰れた子猫が5匹おるんよ。すでに亡くなってる子も1匹おる。どうしたらいい?」
と夫が言うわけですよ。
欲しいか欲しくないかで言えば要らないですよ、すでに犬猫併せて4匹も引き取ってるんですから。
でも、
「連れて帰っておいで。」
以外の答えなんてこちとら持ち合わせていないですよ。
だってまだ、生きてるのなら。
今手を差し伸べれば命を繋ぐことができるんですから。
そうやってやって来た子猫たち、状態が悪かった子はまだ通院もしていますが、みんな元気いっぱいで走り回っています。
でも、言われるんですよ。
「いつも保護活動してるけど、何になるの?」
「そんなに沢山飼ってどうするの?」
と。
そして、そういう人はあえて意味をつけるんです。
「子供たちの情操教育にはいいよね!」
と。
もうねぇ、声を大にして言いたいんだけどね。
子供の情操教育ごときのためにこんな大変なことやってられるかーい‼︎
って。笑
5匹ともなれば、とんでもない金額が一気にかかります。
医療費も予防費も餌代もトイレ代も、何もかも5匹分です。
そして投薬が何度も必要な状態で、栄養失調で少しずつ何回も食事するから手もかかる。
元々行けないけど、シッターさん代も雪だるま式に増えるから旅行もさらに行けなくなるのに。
こんなことね、我が子供たちのためになんて、どこをどう切り取っても言えないですよ。
実際にうちの子達は、我々親からの手助けを猫や犬と分け合っておりますから、自分でやらなければならないことも多く不便を強いられてます。苦笑
では何の為かって、あえて言うならですけど。
今生きてる命を消さない為ですよ。
見捨てなかった大人でいたいという自己承認の為です。
自分で自分にがっかりしない為です。
地球規模で考えたら毎日とんでもない数の野良猫が死んでいるでしょうし、猫どころじゃない!っていう地域も勿論あるでしょう。
「たった数匹助けても何も変わらないよね。」
なんてこれまで何度言われたでしょうか。
でも、今必死でギリギリのラインを生きてる命が、世界規模の思想なんて持ってるわけないじゃないですか。
猫の恩返しなんて現実世界ではなかなか起こりませんから、得をすることなんて何もないです。
でもね、見つけて保護した夫も、連れて来させて一緒に世話してる私も、やっぱり助けて良かったとしか思わないんですよ。
今は目も開きましたし鼻も通るのでめちゃくちゃ元気なんですが、中には顔にスリスリして甘えてくれる子もいてね。
「あー良かったね。」
と思えるわけです。本当にそれだけ。
しかし副産物的にね、子供たちはそれを見ていますから、
【誰からも評価されなくても】
【少しくらい一時的に貧しくなっても】
別に自分が良いと思うことをしたらいいんだなってきっと思うでしょう。
人の評価ではなく自分の正義を基準として行動を決める権利があって、
誰に理解されなくても褒められなくても、それは無価値とイコールではないと気が付くでしょう。
子供たちについては
まずは自分の心が何に向かっているのか、
これから自分をどうしていくのか、
そういう部分を考える力をつけていってくれたら御の字だと思います。
私自身については、仕事(自営)は仕事でやりつつも、
【収益化】を【意味】に位置付けるなら、生活のほとんどのことに意味をなしておりません。
ここで文章を書くことも、猫を拾うことも、新しい何かを学ぶことも、献血も、全然意味が無いことなんですよね。
だけど私には重要な時間の使い方なので、意味がなくても価値がある。
そういう人生論に辿り着けている現状に、感謝の日々でありますから、
今日も今日とて、これからもずっと、
「何の為にやってるの?」
に対して、
「自分を好きでいる為にやってるのよ」
とぶった切っていこうと思っていますし、
そうやって生きる子供たちを尊重したいなと思っています。
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