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自分を大切にすることと、自己中心的になることはどう違う?

自分を大切にする。とても大事なことですが、どのようにしたらいいのだろう?自分を大切にすると自己中心的になってしまう気がして、どう折り合いをつけたらいいのだろう?そんなことを思ったりしませんか?

そこで、私が思う、“自分を大切にする”とはどういうことかを、お話しします。

私は、“自分を大切にする“というのは、自分の「感情」を大切にすることだと思っています。

例えば、会社の同僚が忙しさのあまり、「これやって!」とあなたに言ってきたとします。
あなたの心の中では、「え?なにその言い方?」と思ったけれど、グッと堪えて対応したりしませんか?あるいは、「もう少し丁寧に言って欲しい」と伝えることもあるかもしれません。

心の中ではなにが起こっているのでしょうか。

「え?なにその言い方?」と思った時、心の中では、雑に扱われて「怒っている」、大事にされていない感じがして「悲しい」、などの感情が湧いてきているはずです。
この感情を、大切に扱ってあげることがとてもとても大事なのです。
しっかりとこの感情をキャッチして、汲み取ってあげて欲しいのです。

「私は雑に扱われて怒っているんだね」、「大事にされていない感じがして悲しいんだね」と、自分の感情に寄り添い、共感してあげます。すると、モヤモヤしていたものがスーッと軽くなるのがわかります。

また、「もう少し丁寧に言って欲しい」と伝えた時はどうでしょうか?
この時も同じです。伝える前の感情を意識的に捉えることができると、自分の感情がよくわかるようになってきます。
丁寧に対応してもらえず「悔しい」と感じた、だからもう少し丁寧に言って欲しいんだ。という感情の流れを捉えることができます。
そうして、「私は丁寧に対応してもらえず悔しかったんだね」と、寄り添い、共感することができるようになります。

すると、何か行動を起こさなくても、自分は大切にされていると感じることができるようになっていきます。もちろん、行動に移すことが必要な時もあります。ですが、その前に、自分の感情を大切にするということで、寄り添い、共感するというワンクッションを置いてみてください。自分の感情に敏感になり、そうすることで、感情は気づいてもらえた、わかってもらえたと感じて、その役目を終えて解消していきます。

その後、それでも必要と思えば、行動に移すこともできます。
「もう少し丁寧に言って欲しい」と伝えるだけでなく、「私は丁寧に対応してもらえず悔しかったから、もう少し丁寧に言って欲しい」と、冷静にあなたの感情を相手に伝えることもできます。感情を共有し合うことで、相手とのつながりも強いものになります。
また、相手の反応がよくないこともあるかもしれません。その時でも、自分で感情に気づいて共感していると、わかって欲しい!と相手に求めなくても大丈夫なんだと思えているかもしれません。

わかって欲しい!とあなたが求めているのは、相手ではなく、実は自分自身だからです。

感情は私たちに、気づいて!というさまざまなサインを送ってくれています。
この感情に意識的に気づき、寄り添い、共感することで、自己中心的ではなく、自分を大切にすることができます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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