「ちょっと無理」なやつを手放す
子育てをしていると、やっぱり大変なことってあると思います。
特に子どものために・・・と思っていても、親も人間なので、疲れたり、余裕がなかったり、体調を崩したり、ということは避けられないですよね。
そのときに「無理・・・」と言える、助けてもらうこと、人に頼ることができるという状況であればいいのですが、それらが難しいということもありますね。
助けてということが恥ずかしいと感じたり、頼れる人がそもそも近くにいなかったり。
『いろんな人頼って良いんだよ!』というのは簡単ですが、分解すると結構いろんなハードルがありますよね。
①必要なときに頼れる人が思いつく
②必要なときに「助けて」と言う勇気が持てる
③必要なときに「助けて」と頼れると思った人に伝える術がある
④必要なときに「助けて」と頼れると思った人に伝えて、
それにその人が応じることができると判断する
⑤応じることができると判断した人が、手助けしてくれる
⑥応じることができると判断した人の手助けが、期待に沿うものである
⑦そして⑥までをおこなってくれる人が複数存在する
うーん・・・・大変ですね(笑)
例えば小さな子どもとふたり暮らしの親御さんがいたとして、その方が体調不良で「買い物」に行きたいけどどうも難しい・・・というシチュエーション。
誰かに頼みたいなと思っても①で「そんな人いない!」という方もいらっしゃれば、いたとしても「迷惑だよな・・・」と思って②に進めない方もいらっしゃるでしょう。
スマホ見るのもしんどくて③ができなかったり、何とか頼んでも④で断られたり。
⑤まで進んだと思ったら、⑥で「あー、思ったのと違うのを買ってこられちゃった・・・」なんて、善意で対応してくれたのはわかっていても、なんだかモヤモヤしてしまったり。そしてそんな自分にも罪悪感・・・。
そうすると②はますます難しくなりますし、⑦は夢物語のようになってしまいますね。
そこで、今日のタイトルに書いたように、
「無理・・・」ではなく
「ちょっと無理」のときに手放せるようにしておく
というのが大事になってくるんじゃないかなと思うわけです。
そういう意味でもパランパルミルのように、地域の複数の安心できる大人に子どもが繋がって、親もそのつながりに余裕を見出すことができる仕組みは待ったなしで必要なんじゃないでしょうか。
「ちょっと無理」の状態とは、日常生活は送れているけれど、ちょっと疲れてるな~とか、ちょっと最近余裕ないな~とか、ちょっとこれは私は苦手だな~とか、そういうことが頭で認識できている状態。
向き合って深刻に「助けて・・・もう無理・・・」と言うよりは、立ち話の中で「子どもが公園に行きたいって言っていて連れて行ってあげたいんだけど、ちょっと最近仕事が忙しくて疲れててね~」と言う方が格段にハードルは低いはず。
その発信に対して「え~!週末○○ちゃんと公園行こうか?私も楽しいから嬉しいし!」なんて言ってくれる近所の人がいたら、子どもも親も嬉しいですよね。
子どもは公園で遊びたいというニーズが満たせるし、親は少し自分の時間をとれることで今度は子どもの「お父さん/お母さんと公園で遊びたい」というニーズを満たす元気も出てきたり。
パランパルミルの取り組みは、そういうさりげなさの中で、親子の関係性の余裕を生みながら、子どもが健やかに育っていくための仕組み。
いろんなニーズを聞きながらいろんな子どもの最善に適うようにしていきたいので、みなさんもお話し聞かせてくださいね✨
お声は以下から寄せていただけると嬉しいです!
【パランパルミルに関するアンケート】
https://forms.gle/3HDQ1wHictVFVhgt5
ちなみにうちの息子(小1)はルービックキューブが保育園の頃から大好き。
6面揃えられるのですが、親は人生で一度もそろえられたことがありません・・・。しかし「大会に出たい」と言い出していて、もはやついていけず、「無理・・・」の境地です(笑)
というわけで、親は早々に手放しましたので、どなたかお得意な方、うちの子の相手をしてあげてください(笑)
ただ、子どもが関心のあるものに親が興味を持ってあげるのはとても大事なことだなとも思っています。
無理!の範囲や理由をしっかり説明できれば、見放しているのとは違うことも伝えることが出来ます。
私も上記のようにルービックキューブができるわけではないので(笑)、「教える」とか「良いライバルになる」みたいなのは誰かにお願いしないとですが「(息子に)教えてもらう」は積極的にやっているのです(^^)