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かくいう私もひんぱんに助けてもらう側になる


先日の土曜日。
うちの息子の小学校はじめての運動会。


なぜかクラス代表で開会式で挨拶をする機会をもらったようで、超応援モードでした。

わたしはPTAのお手伝いをさせていただく予定だったので息子と共に学校入りしたのですが、孫の勇姿を見たかったようで私の父が開会式前に現れました。

じー『運動会はみんなおんなじ帽子かぶって、おんなじ服着て、だれがだれかわからんな〜孫の代となると余計に目が見えへんくなってるわ、ははは』

私『ほんまやな〜親でもわからんけどな、ははは』

と談笑していたら開会式が始まり、わたしはフォトスポットに息子の出番の撮影に向かいました。

いよいよ『1年◯組代表、みつもと◯◯くん』と呼ばれ、お!と思った瞬間に血相を変えたママ友が私の元に。

『おじいちゃんが!倒れちゃった!』

と。

マイクを通して聞こえる息子の声に後ろ髪引かれつつも、とにかく父の元へ。意識を失っていたので、救急車を呼びつつ、先生や保護者の方に手伝っていただいて保健室へ運んでもらいました。 


頭にたんこぶと左手首に擦り傷もあったところ、冷やしたり絆創膏をはったり、手際よく手当てもしてくださいました。

保健室についてしばらくすると、父も意識が戻り、わりとしっかり喋れるようになりました。

その間も保健室の先生が私の背中をさすり

『良かった、意識しっかりしてきたね』
『びっくりしたよね』

と声をかけてくださり、本当に安心しました。

倒れた瞬間を見てくれていた方も状況を的確に救急隊に伝えてくださり、助かりました。

その後救急車に同乗して、病院にむかいました。救急隊の方も、運転しながら常に私が不安にならないように『大丈夫ですからね』と声をかけてくださいました。


PTAの誘導や見回りの担当ももらっていたのですが、逆にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳なかったなという思いです。

でも、みなさん父の無事を一緒に喜んでくれたり、息子が頑張ってたことを教えてくれたり、本当に感謝感謝でした。


普段は偉そうに支援者と呼ばれるポジションにつかせてもらっている私ですが、こうして、自分1人でどうにもできなくて、助けてもらうことはたくさんあるのです。

ウィーズの活動の中でも、たくさんの仲間に支えてもらいますし、なんなら相談者さんや利用者さんから、エンパワーされることもあります。

もはや、誰もが支える側になり、支えられる側になります。

パランパルミルがある社会は、この支える、支えられる、といったことが相互にできる関係性が増え『支援する』『支援される』という言葉が減り、誰もがその関係性をネガティブに捉えることなく感謝できる社会だと思っています。

私がこの『ありがたいな』という体験ができるのは、思いと行動力のある人が、すでに地域にいるからです。

父が運ばれた病院には同じように『孫の運動会を見にきていたおじいちゃん、おばあちゃん』が、その後3名運ばれてきました。急に暑くなったからでしょうかね。

でも、恐らくそれぞれの学校で、できることをしようと動いてくださった方がいるのだろうと思います。

この『できるときにできることをやる輪』を広げていきたいと強く感じています。

今すでにさまざまなところにある繋がりや支え合いを、誰もが実感できれば、孤独や孤立は防げるとも思っています。

誰かにもらった愛を、また誰かに。

運動会の当日に私が撮影したのは
この一枚のみ(笑)
父も念の為入院していますが
かなり元気になりました。


息子の運動会観戦はパパにお願いすることにしました(もともとは仕事予定でした)。息子は『パパがいたー!』ととても帰ると喜んでいました。


最後になりましたが、地域の皆さん、いつも本当にありがとうございます!

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