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今日から家族が一旦解散するのでNoteをはじめようと思う

「あぁ〜こりゃダメだ。
がっつり胎盤が子宮口を覆ってる
全前置胎盤だね。」

妊婦健診で内診のエコーを見ながら
先生に言われたのがちょうど2週間前。

〝前置胎盤って妊娠後期には大体治るんじゃないの?〟くらいの浅い知識しかなかった私は、
まだ可能性はあるから心配しなくて良いや、と
なぜか心の中で強気でいた。

が、そのエコーの後に
詳しく先生から説明を受けてみると
妊娠7ヶ月で私の胎盤の状態だと
前置胎盤が治ることは皆無で
いつ陣痛や大量出血が起きてもおかしくない
危険な状態だから一日でも早く 
日本に帰った方が良い、との事だった。

(シンガポールの医療水準は高いから安心だが、
私個人で入ってる保険では妊娠に関する保証は無いので、万が一何かあった場合は容赦なく約3000万円程の高い医療費の請求をされるらしい。震える。その金額払うなら他に使いたい。)

とはいえ、ようやくシンガポールでの生活の基盤が整いはじめて、第二子はシンガポールで産むと決めて予定を色々組んでいたので、そこから数日は悩みに悩んだ。

〝全前置胎盤〟をネットで調べてみると
自分がいかに無知で楽観的過ぎたのか
打ちのめされる記事やブログばかりに遭遇する。

〝全前置胎盤で出産をする人は、宝くじにあたる確率くらい稀なケースらしく、産科の中でもまだまだ難しい出産・手術だということ〟

〝そして前置胎盤は、子宮へ胎盤が癒着しやすく
出産の際、無理に子宮から剥がそうとすると
大量出血で母体の命が危ないので
子宮も摘出することが多いこと〟

〝今でも日本では毎年50〜60人の妊婦さんが
出産で命を落としているらしく、
その8割は前置胎盤が原因だということ〟

〝前触れもなく大量出血をする可能性が高く
気づいた時には血の海になるらしい。
病院から遠く離れてると母子共に助からないケースも。。。。〟

って、えぇーえぇーーーー
えぇーーーーーーーーの連続でした。

出産は命がけ。
まさしく。今なら大きく頷ける。

そしておちおち迷ってる時間はないな、
ということで急遽、日本へ帰国することに。

飛行機の中で万が一出血したら母子共に…
なんて最悪のパターンも頭によぎりながらの
6時間のフライトはいつもにも増して長く感じたけど
無事、到着した時の安堵感は半端なかった。泣

私は大阪の自宅で安静
または入院の可能性もあるので
2歳の息子は長野の実家に預かってもらうことに。
旦那は仕事があるのでシンガポールへとんぼ返り。

と、前置きがとてつもなく長くなりましたが、
2週間前にはまったく想像もしていなかった
家族離れ離れ生活が今日からはじまります。


自分の身体に起きてることへの無力さ
家族に会えなくなる寂しさ
特にまだ小さい息子と離れることの心配や不安
などいっぱいありますが
同時に
家族の懐の深さと愛情、
友人の優しい言葉たち
チームの心遣いや対応などに
心打たれる毎日でもあり

感情が大渋滞してます。

なのでこれは良い機会。
Noteでつらつら書きはじめてみようかと思います。

今までは作品で感情を表現する為に
感情を自分の中にストックしておいて
キャンバスへ向かう時に引き出しからだしてくる
みたいな事をしてきたのですが
子育てや家事に追われてると正直
ストックしきれず流れていくことも多いので
どうしたもんかなぁと思ってました。

言葉がうまくないから
絵を描いてきたみたいなところもあるので
このNoteが誰の役に立つのかなどは
まだ一切考えられてませんが
絵を描きはじめた頃と同じように
何も深いことは考えず
書きたいな、吐き出したいな、
と思った出来事や感情をここに残していきたいなと
考えています。

















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