【2024年最新】海外に日本酒を売る前に確認しておきたい10個のこと【日本酒ビジネス】
国際唎酒師・日本酒学講師・酒匠・焼酎唎酒師の藤代あゆみです。
先月、海外に日本酒を売りたいと考えている方に向けてnoteを書きました!
企業の方向けに初めて書いた記事でしたが、おかげさまでPVが多かったので、今回は「海外に日本酒を売る前に確認しておきたい10個のこと」と題して、これから日本酒を外国に売りたい方がやっておくべきことを書いていきます。
酒蔵さんはもちろん、これから日本酒を海外に輸出したいと考えている企業の方はぜひ読んでみてください。
1|現状の海外販売に関する契約確認
今現在、海外には出荷してないという酒蔵さんも、日本酒を仕入れて売ろうとしている企業さんも、まずは現状の確認が大切です。
その日本酒、本当に海外で販売されていないですよね?
もしかしたら、国内卸の会社がもう海外に出しているかもしれません。または、何かの機会に仲良くなった外国人の人と口約束で「●●に売るなら、あなたにお願いするよ!」なんて言ってませんか?
日本国内でも、日本酒業界は独特の慣習があるかもしれませんが、外国で日本酒を売るとなると、もっとコミュニティが小さいものです。国や地域毎に何社か会社があるにせよ、ほとんどの場合でお互いのことを知っています。
すでに他の会社に販売する権利をあげているにも関わらず、断りもなくスキップして直接やりとりすれば、その国(または地域)で干されたり、もっとひどいといじわるをされたりします。
日本酒を海外に売るぞ!と始める前に、必ず現状の契約・口約束がないかを確認して、商流を整理しておきましょう。
2|輸出による酒税の免税
日本酒を輸出する際、実は国内の酒税が免税されるんです!
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