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朝の出勤時にみた、ある日の景色から

先々週と先週と、
いつもより30分早く出勤して、
30分遅く帰宅するという日が
何日かあった。

いつもと違う時間帯にみたその光景から、
人々に対して感じたことについて
記しておきたいと思う。

いつもと少し違う景色。

交通量が普段の出勤時間よりも多くて、
そのせいか、なんだかちょっと周りも忙しそうに、ピリッとした空気感を車に乗りながらも感じていた。

その中で私の胸に響いたのが、
朝の旗当番の方々の姿だ。

小学校へ向かう子どもたちが、
安全に登校できるように、
雨の日も暑さの厳しい日も。

その地域の方々(主にお母さん方やボランティアさん)が交代で毎朝指定の場所に立って、子どもたちを見守ってくれている。

私自身も、毎月1~2回当番がまわってきたときにしている。

あらためて、他の人たちが旗当番をしている姿を垣間見たとき、ありがたいなという気持ちが湧いてきたと共に、

人は、どんな人も何かしらの影響を与え合って生きているのだなということを感じたりもした。

空を見上げるのが好きだ。
そこには何ひとつとして同じ雲はなくて。
ふわりふわりと羽根が舞っているかのような
出勤時の朝の空だった。


自分はなんの役にも立てていない。
自分にできることは何もない。
私(僕)なんていなくなってもいい。

ときに人は、こういった思いに駆られることがあるかもしれない。

でも
旗当番をしていた、あの見知らぬ人でさえも、
私に深い感動を与え、影響を及ぼしていたことはたしかで。

その光景を一瞬みただけで、心があったかいものでいっぱいになったこともまた事実で。

となると、
誰一人として
欠かせない存在になってくることが、
そうか、と腑に落ちて感じられた。

何気ない人々の姿さえも、
誰かに影響を与えている。

私たち一人ひとり、どこかでつながっている。

自分には何もない、
そう感じることが多かったけれども、

なるほど
生きているだけで、やはりそれは誰かの役に立っているのかもしれない。

そう感じさせてくれた、朝の時間でした。


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