恩師のこと

基本的に自分の生きてきた時間に後悔はない。それだけ全身全霊で自分が存在していた「瞬間」という時間と向き合ってきたと思っています。

先生や同級生からバカのレッテルを貼られて、だったらとことんまで勉強しないでやると開き直っていた高校時代のワタシ。

恋愛したりバンドに打ち込んだりしながらも、なんとか潜り込めた大学。そこは、目標としていた大学ではなかったけれど、今も交流のある恩師たちや仲間たちと出会えた大切な場所。そして、今は隣に人生という道をともに歩む連れ合いと出会えたのもその大学で開催されていたスタディツアーがあったから。

世界を読み解くためのコードを持つこと、世界に満ちあふれている何かを感じるためのセンス・オブ・ワンダーを持つこと、そんなことを恩師の一人から私は学びました。

眼の前にある何かがどうやって作られているのか?どこからここに来たのか?そういったものに興味を持ちつつ、知識でそれを読み解いていく面白さを感じよう。

そして、世界を読み解くことで見えてくる問題、社会の格差だったり、平和のことだったり、そういった大きな問題との向き合いかた、戦いかたを学んだ。

そんな大切なことを教えてくれた恩師が先月鬼籍に入った。

彼から、私が学んだことの答え合わせを恩師にしてもらえなかったこと。これが最大の後悔。

#学生時代のこころのこり

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