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【俯瞰と風感】 ① セブンのコーヒー

始まりました、【俯瞰と風感】シリーズ。


思ったことを聞き出していく日記スタイルですが、東大法学部の1生徒が毎日何を考えているかを、お時間があれば。


     

     【セブンのコーヒー】


勝つことが、戦い続けることが人生の義務だと思ってた。ずっと昔から。
そして今も、多少の変化を経たものの、争って勝つことは避けられないと思っている。

競争があるから人類は進歩するし、競争なしに誰もが医者や国会議員・弁護士をやっていたら社会は崩壊してしまう。 


好きなあの子を落とすのだって、言うなれば競争なわけで。


しかし、上述のように、心境に少し変化が訪れた出来事があります
お時間があればぜひ読んでください。






 

  昔から、セブンのコーヒーが好きだった。安くて、うまくて。


東大受験の日も、初めて彼女が出来た夜も、あったかいコーヒー飲んで心を落ち着かせていた。嘘じゃない。好きだった。


で、ちょっと前に母と一緒に出かける用事あって。

待ち合わせの時、いつもみたいにコーヒー飲んでた。


そしたら母が

「それセブンのコーヒー?家にもっと美味しいコーヒーあるよ」って言ってきて、

その日、家帰って高めのやつ飲んでみた。

まあ他のは、スタバ・ドトールのコーヒーくらいしか飲んだことなかったし、うん美味しかった。


そのあとは、まあ家にコーヒー豆残ってる間はこれで良いかなって思って、ずっとその高めのやつ飲んでた。


そして、ついに豆が切れた。いや全然問題は無かった、元々母から薦められただけで、別にその高いコーヒー豆が好きなわけじゃ無かった。


だから後日すぐ、セブンでコーヒー買って飲んだ。

…なんと全然美味くない。これには驚いた。


舌が肥えるってのは人生を貧しくするのかもしれないなんて思った。


そしてこれは、何事においても同じなのかとも思った。


東大に入れば全てがバラ色だと、彼女ができれば毎日がハッピーだろうと昔は思っていた。


…しかしそうでは無かった。

様々な日々の問題が目を出し続け、悩み事は尽きない。
世の中に間違った勉強法のなんと多いことか、、、なんて頭を悩ませたりもするくらい。


幸福とは、なんなんだろう。成功は短期的な幸福しか生まない、などとよく言われている。では成功のための努力に、意味は存在するのか。


億を稼いでも有名になっても幸せでないならば、どうすれば幸せになれるのか。そんなことを考えながら今日もただ努力をするだけです。


いつか本当の幸福を知るために。たとえこの努力が間違っていたと、その時気がついても。


時間があれば、ぜひ幸福とは、成功とは、なんて考えてみてください。

寝れない夜の、ベッドのお供にくらいはなります、きっと。

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