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【部活動】Unrailed! 初心者マニュアル2(Unrailedで何が得られるか?)

部活動の続き。
前回の記事(下リンク)では単純にやることやゲーム内容を目次的に記載していたけれど、よいサービスを考える部でのフィードバックを踏まえ、今回は「なぜUnrailedはチームワークの訓練になるのか?」にフォーカスします。

はじめに

人間はひとつのことにしか集中できないので、同時にひとつのことしかできません。
しかしふたりいれば、同時にふたつのことができます。
3人なら3つ、たくさんいればたくさんと、人数が増えるほど同時にできることが増えていきます。

私たちが普段やっている仕事はまさにそうで、いくつも組み合わせられた作業を、みんなで分け合うことで大きなことを成し遂げています。

いやいやしかし、言うは易し行うは難し。
分け合って仕事をするからこそ起きる問題があり、チームワークを最大化するのは非常に難しいです。

訓練して改善していければいいんですが、本番環境ではゆっくり訓練している時間がない場合もあれば、訓練に適さない環境になってしまうこともあります。

そこで!Unrailedというゲームの中で、チームにおける分業に挑戦し、失敗を経験し、チームワークを最大化しましょう!
大丈夫、ゲームだからどれだけ失敗しても誰も不幸になりません。しかも短時間で複数サイクルを回すことができ、トライアンドエラーにもピッタリ!

つまり、Unrailedというゲームはチームワークの失敗を再現するシミュレーターであり、そして訓練によってそれを乗り越えるトレーニングツールでもあるわけです!
ときにはチーム内のギスギスまで再現されてしまうから注意しよう!

Unrailedではどうチームワークが失敗するのか?

Unrailedは、ひとつひとつは簡単な作業を組み合わせて、列車を遠くに進めるゲームです。
各プレイヤーがちゃんと仕事をすればちゃんとクリアできる作業量に設定されています。
にもかかわらず、チームは混乱し、線路は途切れ、列車は砕け散ります。
なぜでしょうか?

Unrailedにおける典型的な作業状況を考えてみましょう。

お絵かき帳 (9)

(赤枠は緊急化した作業)

できることはひとりひとつ、ということは、どうしても誰も手を付けてない作業が発生します。
これが誰にも気づかれないまま放置されると……いつの間にかクリティカルになってしまいます。
え、なんでそれ誰もやってないの!?ていうやつ。

典型的な失敗:誰からも認識されていない作業がデッドラインを超える

また、どの作業も繰り返し実施することが必要なので、各プレイヤーは様々な作業を、緊急度の高いものから順番に処理します。
ただ、あまりにも緊急な作業が発生すると、みんながそこに集まってしまいます。
たとえば線路が途切れそうになると…

お絵かき帳 (7)

そのまま10秒ほど経過するとどうなるか?
その他全てが緊急になっています。

お絵かき帳 (8)

俗に言う子どものサッカー(全員がボールに集まるやつ)です。

典型的な失敗:(特に緊急対応に伴う)リソース配分の失敗

まだまだ挙げられそうですがこのへんで。

人間というのはちょっと慌ただしい状態で集団作業をすると、当たり前のように失敗を犯します。
こういう失敗、仕事だと取り返しがつかなくて困ってしまいますね。

だから今のうちにゲームで失敗して、失敗の傾向を知っておきましょう!
あなたのチームはどこが苦手でしょうか。
仕事の分担?引き継ぎ?
それとも単にコミュニケーションの量が少ないとか、全員が好き勝手に意見しすぎるとか?

繰り返しプレイすれば、ありがちな失敗の原因や、チームメンバーの特徴も見えてくるでしょう。
失敗はできるときにしておくべし。

そうそう、最後に大事なことを…
失敗を笑える雰囲気、とても大事!
ゲームで失敗したからってギスギスするようなら、Unrailed!では解決できない場所に問題があるのではないかと思われますので…
(でもその状態なら一緒にゲームすることにならないのでは…?)

ゲームはゲーム、楽しくプレイし、楽しく改善していこう!

ご覧いただきありがとうございます! 知りたい内容などあればご連絡くださいね。