League of Legends -心揺らさない生き方-
League of Legends(以下、LoL)を10年近くプレイし続けています。
LoLとは?
5 vs 5のチーム対戦ゲーム。
それぞれ特徴のあるキャラクターからひとつを選び、経験値とお金を貯めてレベルと装備を整え、相手の本拠地を破壊したら勝利、というのがおおまかなルールです。
課金等で強くなることはできず、プレイヤーの技量によって勝敗が決まるため競技性が高く、一般プレイヤーによるランクマッチやプロプレイヤーによる世界大会はとても盛り上がっています。
ランクマッチという過酷な戦い
我々一般プレイヤーは、ランクマッチの勝敗によって増減するポイントの量で他プレイヤーと順位を競います。
ここで問題となるのは5 vs 5のチーム対戦だということです。
フレンドと5人で集まることができればコミュニケーションしながらプレイできますが、多くの場合は見ず知らずの他人とコミュニケーション不十分な状態でチームを組むことになります。
多くの場合、静かに淡々と試合が進みます。
エモート程度のコミュニケーションはありますが、
(北米サーバーにいたこともありますが、日本サーバーは比較的発言が少ないように感じます。)
とてもモチベーションの高いプレイヤーに出会うこともあります。
「まだ勝てるよ!がんばろう!」
「俺がTopで動くから、逆サイド守っといて」
「後半になればこっち有利だからセーフプレイして耐えよう」
一生懸命声を掛け合って、チャンスを待って、チームワークが勝利につながったときの嬉しさは格別です。
たまたま出会ったメンバーの即席チームワークではありますが、それでもとても良い時間が過ごせます。LoL最高!
問題なのは、試合に負けつつあるときです。
チームゲームであるということは、上述の楽しさと同時に、負けを他人のせいできる、という側面も持っています。
「足引っ張んな」
「ゲームやめろ」
「This ADC **** useless」
などなど、様々な暴言を投げかけられた経験があります。
(元が英語圏のゲームだからか、日本サーバーでも英語で話すユーザーがいます)
明らかに見当違いな暴言もありますし、私のミスがきっかけだったこともあります。
なんにせよ、暴言はチームワークを阻害します。
どうあがいても自チームのパフォーマンスを低下させるので、百害あって一利ありません。
とはいえ、暴言真っ最中の人は大変熱くなっており、正論で諌めることは困難です。
関係の続く友人であればそれなりの対処を考えますが、悲しいかな相手は他人。説教する義理もありません。
とにもかくにも、ランクマッチという長く険しい戦いの中では『いかに自分のメンタルを良い状態に保つか?』がとても重要です。人生と同じですね。
口を塞ぐ -ごめん今なんか言った?-
幸いにしてオンラインゲームですので、彼らとのコミュニケーションは遮断可能です。
LoLの場合は、相手からのチャットをミュートして表示させない機能があります。
(あっこのひとやばいな…)と感じた瞬間、即ミュート。
(あっ熱くなりはじめたな…)と感じて即ミュート。
(あっ不穏)即ミュート。
全員とちゃんとコミュニケーションを取る必要はありません。
この人はわたしに悪影響を与えるな~…と思ったら、そこで人間関係を終了しましょう。
職場の関係などは難しいですが、少なくともゲーム上でいちいち心患う必要はありません。
必要な情報だけ拾う -たぬき言葉-
稀有なことですが「口が悪いけど良いこと言ってる」タイプは実在します。
「おいバカ危ないからそっち行くな。頭使え。」
「俺が近くにいたら守れるんだから離れんなっつってんじゃん。バカかよ」
「お前から入ったら負けるんだから順番考えろよ。わかんないの?」
口が悪くて萎えるけど、言っていることは正しい。
そんなときは、たぬき言葉だと思って聞くようにしましょう。
たそたこた危たなたいたかたらた気たをたつたけたろた
う~~~~んわかった!OK!気をつけるね!
余計な情報が無ければいいこと言ってるんだけどなぁ~。
うまい言い方ができれば上のランクに行けるだろうになぁ~。
惜しいタイプです。
ただ無視 -蚊-
こちらも幸いにして稀有なんですが、わざわざ追いかけてきて暴言マンも実在します。
数ヶ月前にLoLでひどいプレイをしてしまったことがあったんですが、試合中にひととおり暴言を放っていたプレイヤーが、試合後にフレンド申請を送ってきました。
申請を見て(こ、これは…!!)と思いつつ、承認してみると案の定、英語で10件ほどの暴言メッセージが送られてきました。
なんだその熱意…!
たしか「なんでわざわざフレンド申請まで…?」という趣旨の質問をしたんですが、普通に無視されました。かなしいですね。
(このあと運営に通報して措置を取ってもらいました)
このタイプは積極的に不関与を選ばないといけません。
蚊のようなもので、寄ってきますし、刺されるとしばらく痒くなります。心が。
そもそも寄ってこないようにブロックするか、手の届くところまで来てしまったら排除(通報など)しましょう。
今の例で言えば、フレンド申請は受けるべきではありません。
いろんな人と簡単につながることができる現代、友達は意識して選びましょう。
精神の自衛 -その話あとにしてもらえます?-
基本は暴言のない良い環境にいることが大事です。
でも、たまにそういった場面に出会ってしまうことはあります。
なによりもまずは、距離を離しましょう。
そのあとで、暴言のダメージを癒やしましょう。
蚊の場合は熱したタオルで良いですが、暴言は患部に触れないので、時間をかけて自覚的に治していく必要があります。
ご覧いただきありがとうございます! 知りたい内容などあればご連絡くださいね。