歯列矯正から考える「最初はなんでも痛みを伴う」
高3娘が歯列矯正をスタートさせました。
昔、娘が5歳頃から数年間、小児矯正、第1期治療をしていて、今回は第2期治療。
本人が納得できる治療をさせたかったので、いろんな矯正歯科へ行き、治療の説明を聞きました。
歯列矯正って、先生によって方針が全然違って、抜歯を勧める先生、絶対抜歯はしない先生。昔ながらの銀のワイヤー矯正のみか目立ちにくいワイヤーを使うのか。歯の表からか裏からか、などなど選択肢がたくさんあって、聞けば聞くほどややこしくなってきました。
そんな娘が選んだのは「マウスピース矯正」でした。
医院に行くのが初回1回だけ。
後は毎月送られてくるマウスピースを2週間毎に取り替えるだけ。
こちらからの質問や、写真提出、先生からの指示は「LINE」で。
(イマドキ。とっても助かる。質問もし放題なので、不安がない。しかもLINEだと尋ねやすい。)
マウスピースなので、見た目も全然変わらず、女子高生としては嬉しいようです。
初めてマウスピースを装着したときの娘の感想は
「違和感」
これをずっと装着しておくのは辛い。かなり辛かったらしく、付けた初日に
「矯正っていつ終わるんですか?」
とLINEで質問したくらいです。
LINEでの返信はすぐいただけて
「上手くいくと7ヶ月間です」
とのこと。
「意外に短い~!終わりがわかると頑張れる。我慢できそう」
と喜んでいました。
これが不思議なもので、マウスピース装着3日目くらいになると
娘「やばいやばい!マウスピース付けたままご飯食べるところやった(㊟食事中はマウスピースは外さなければいけない)」
と言うではないですか!
そうなんです。
初日に違和感あって泣きそうだった娘も3日目になると、違和感なくなり、付けてることも忘れてしまうほど普通になっていたのです。
歯がしっかり移動しているということなんですね。
2週間経ち、新しいマウスピースになる度に、付け始めの初日は
「マジで痛い。今回の、痛すぎる」
と泣きそうに訴えるのですが、3日ほどすると痛みもなく普通になっていくのです。
これって。
歯列矯正だけではないですね。
全てそう!
最初は痛みを伴うんです。
今、私自身ピラティスで姿勢改善に取り組んでいるのですが、最初は慣れない姿勢を維持するので「辛い」「しんどい」「難しい」。
それが徐々に「普通」になって、正しい姿勢になっていく。
環境も一緒で、慣れない環境に放れ込まれると、最初は「辛い」。
でも少しずつ慣れてきて、それが普通になる。
そしてそして、慣れてきた頃に、もう一段階「負荷」をかけてあげると、やっぱり最初は「辛い」
だけど、こなしていくうちに、それが「普通」になっていき、そうしてなんでもどんどんレベルアップしていくのですね。
最初は「勇気」が必要だったりするけれど、「えいや!」とその世界に飛び込むと、なんとかこなせるようになるものです。
それは「なりたい未来像」があるから、頑張れる。
娘も「歯並びきれいにしたい」をいう理想があるので、少々のしんどさも頑張れるわけです。
頑張り方(娘の場合マウスピース矯正)も、たくさんの選択肢の中から自分で選んでいるので、納得している。だから、頑張れる。
な~んとなく、歯並びきれいになりたいな~と思っているだけでは変わらない。
探して、選んで、実行して、多少のしんどさも乗り越えて。
少しずつ、少しずつ、負荷を増やして。
そうして、なりたい未来像に近づく。
なんでもそう。
なんでもそう。
私が取り組んでいるピラティスも
なんとなくキレイになりたいな~と思っているだけでは、変わらない。
誰から習うか、どんな方法で学ぶか、探して選んで、毎日意識的に取り組んで、最初はしんどくて。
(宿題動画提出に1日以上費やすこともある……)
それでも、理想像があるから、頑張れる。
だって、自分の人生だもの。
叶えたい理想は、叶えてあげる。
理想を夢見るだけで終わらせるのはもったいない。
私の理想を叶えてあげられるのは、私だけ。
娘の歯列矯正から、たくさんの学びを得ています。
★理想の顔に近づきたい。
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