触れる
急な気温差にやられたのか、鼻水じゅるじゅる、喉はずっと乾燥してガサガサです。中旬には体調もしっかり崩してしまいました。たくさん寝てるのに、自分の体調管理がなぜかうまくできない。身体的にも、精神的な面も。
体調不良で休んでしまった日を除くと、今日明日が今月初の連休になるわけですが、月に一度の精神が土地狂ってしまう期間を乗り越えて徐々に自分にとって優しい日常を取り戻せてきている気がします。
今日は父と出かけました。買い物、というよりリサイクルショップに行って不要なものを売りに行きました。自分たちを満足させてあげられそうな額が手に入ったので、ずっと欲しかった石田ゆり子さんのエッセイと、無印良品の空気で膨らませるソファーを購入しました。
無印良品を覗いては、試しに座ってこれが自分の部屋にあったらもっと快適な読書時間が送れるはず、、なんて思っては毎度買うことを諦めていたソファー。
家に帰って早速空気を入れて膨らませ、全体重かけて思いっきり座ってみたらもうそこは住処です。石田ゆり子さんの本を読んで、今日の日記を書いて、今に至ります。
私はあまり地上波でやっているドラマは拝見しないので、石田ゆり子さんをテレビで見たり、なんてことはあまり無い。つい最近、もののけ姫のサンの声優が石田ゆり子さんだということを知りました。
私の人生のどこで石田ゆり子さんが登場人物として現れたのだろうと考えたのだけれど、石田ゆり子さんのような女性になりたいと常々口にしていた母の影響だったかもしれないな、と。
そのエッセイには、ゆり子さんの生活だったり、生き様だったり、考え方が記されていて、どれも芯がある。今、彼女が学生として生きているのであれば"サブカル女子"と囃し立てられるような。(私はサブカル女子という言葉を心底嫌っているのですが。)
自分の中で大切にしていることを誰に押し付けるわけでもなく、あたたかくて優しくて繊細な言葉で表現するゆり子さんの言葉に私も心がほわ〜っとなって、本と一対一で対話するということを改めて実感した次第です。
スマートフォンで自分の好きなコンテンツに触れている時間も勿論好きだけれど、なんか気が散ってしまってそのコンテンツに集中できないのが事実。
それに比べて本を読んでいる間はそれだけに没頭できる。エッセイならなおさら、その人と対峙している気持ちになる。
新しい住処を手にしたことですし、ベッドの横に積み上げてある未読の本たちを最後まで大切に愛でながら読みたいと思います。
たったの数百ページ、一冊の本を通じて他人の思考と交えることのできる現代が素敵だということにもっと早くから気づくべきでした。
心が苦しくなったときは睡眠と読書です。