祖父を見て思う「幸せに歳をとること」について
前回、歳をとるということについての記事を書きました。
私がこれを考えるようになったきっかけは、「仕事でたくさんの高齢者の方と関わる」ということですが、もう一つは祖父の存在です。
祖父は、今年で93歳。
祖母は20年前に亡くなっているので、一人暮らしです。私の母を含む子どもたちが近くに住んでいるので時々食事を届けたり一緒に食べたり、遠方への外出など何かとサポートはしていますが、
近距離は車の運転もして、家事も自分でやれます。
車の運転については世間的には賛否両論ありますが、交通量が少ない地域であり無理だと思ったら自分でやめるという判断が出来る、ということで、子どもたち(私の母やおじ、おば)としては本人に任せる方針のようです。
膝の痛みがあり、以前のように活動的ではなくなってしまいましたが、地域のちょっとした役を持って仕事をしたり、パソコン、カメラを触ったりして多趣味です。
スマホも使えるようになりました。
そこそこ大きな会社で定年まで働いてきたので、年金などで経済的にもきちんと自立しています。
祖父に直接聞いたことはありませんが、私から見るととても幸せに歳を重ねてきているように見えます。
理由は「自由で、自立しているから」。
膝の痛みはあるものの、身の回りのことはできるし、楽しみや役割も維持できている。
お金の面で子どもたちに負担や心配をかけることがないし、自分の生活を自分で決められる。
この2つがとても大事なのではないでしょうか。
お金があってもやることがなくて寝てばかり…とか、身体は元気だけど経済的な不安がって家族に負担をかけるとか自分のやりたいことができない…という状態では十分に幸せと言えないのかなと、私の基準では思うわけです。
幸せの基準は人それぞれですが、
経済的な不安がない(お金持ちじゃなくても、自分の満足いく生活が不安なく送れる)&「やりたい」と思えることのある毎日、がバランスよく満たされていること。
祖父を見ていて、ここはとっても大事な要素ではないかなと分析しました。
だから、私自身もそれをふまえて人生設計したいし、
これから仕事で関わっていく方たちにもそんな視点でサポートができたらいいなと思っています。
今日もお読み下さりありがとうございました★
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