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被後見人のスマホ(携帯)選び

連休明けの地獄のようなスケジュールがようやく一服しつつある今日この頃。連休に直島に行った時の写真をちょくちょく掲載しておりますが、上の写真はそのなかの一枚。自然の光が古民家にデジタル時計の時間を映し出す。ミスマッチかと思いきや、斬新な雰囲気。これぞアート。

さて、現在は当たり前になった携帯電話。自宅電話がなくて携帯電話のみという人は多いが、両方とも「ない」となると、なかなか不便。最近受任したAさんはまさに両方ない人。早速スマホを検討するも、就任直後はこれまでの不十分な金銭管理の影響で、ほぼ貯蓄なし。今後の生活を考えても経済的負担を少なくしたい。よって、慎重にキャリアを選択。
まず、最初に気をつけたいのが、光回線などの同時契約や家族で複数回線契約することで安くなるパターン。Aさんはインターネット自体使用できない。自宅Wi-Fiは不要なのでそれらセット販売の恩恵は受けられない。そして最低限、かけ放題は必須。電話で話す時間をいちいち測れない方だから、用心のため。

 ワイモバイル。シンプル2S基本料金部分で980円なんて書いてあるが、これはセット割やペイペイカード割がある場合。よって、4Gの2365円+スーパーだれとでも定額1,980円=4,345円。人によっては悪くない。実際、私が担当する被保佐人Cさんはワイモバイルでちょうどいいみたい。だが、Aさんはネットができないため4Gもいらない。しかし、これ以上の低データ量なし。

 つづいてUQモバイルを検討。ワイモバよりもちょっとプランがややこしい。データ利用が少なめの人向けのミニミニプランを見てみる。こちらも4G。セット割に騙されないように、割引前の基本使用料を確認。これがワイモバと同じ2,365円。通話放題が1,980円。なので、割引がない場合は結局ワイモバと同額。

 イオンモバイルはどうか。これまでは自分がタブレット用にSIMカードを契約していた。イオンが良いところはデータ容量の選択幅が多いこと。そこで、Aさんに向くかどうか確認。
 データ容量を最低の0.5Gで検討。ここで料金が税込803円。そしてこれにかけ放題をつけると、1,650円。合計で2,453円。結果、上の2社よりも安い。しかし問題がある。それは銀行口座振替ができないこと。クレジットカードが必要となる。

 NTTドコモはどうか。一見、高いイメージのキャリアだがイルモというプランがある。これが0.5Gのデータプラン550円があり、かけ放題にするとプラス1,980円。よって、2,530円となり、かなり安い。もうこれでよくないですか。

通話定額とネット容量は最小でよいという前提で考えると、意外にもNTTドコモがベストと思われる。本体は安いものまたは中古でもよいのでなんとかなる。あとは予約して店舗へ。最近は予約しないと長時間待つことになる。

高齢者も当たり前にスマホを持つ時代。どこにいても連絡がつくのは安心だが、後見人としては土日も当たり前に電話がかかってくることを覚悟しなくてはならない。働き方改革とはどこ吹く風でしょうか。


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