見出し画像

税金は盲点だった

今日は晴れたが、明日からまた雨。しばらくは鬱陶しい季節だが、こんな季節でも楽しみを見出したい。試しに防水グッズでも調べてみようかな。
写真は、初めて飲んだセブンイレブンのスムージー。店員さんに機械の使い方を教えてもらい、機械に入れて数十秒。量は少ないが味は・・とても美味い!これはバズるのでは?と思わせる一品。しばらくは行くたびに買ってしまいそう。欲を言えば、量は倍ほしいな。

さて、司法書士事務所に入って2ヶ月。訪問だけでなく1ヶ月報告や1年報告を日々こなし、なんとか板についてきた。それほど難しいことではないし、これまで個人受任のケースでは難なく作成してきたが、全く知らない方について作成するのだから時間がかかる。それに私の事務所は収支計画はかなりの精度で作成する方針なので、最初の1ヶ月は修正されまくりだった。
板についてきた今日この頃だが、また修正だ。なぜに?
盲点だったのは税金。長期間自宅に戻れない方は、自宅の売却も検討する。Aさんは自宅を今年売却していた。売却益が出たら当然税金がかかるのだが、収支予定表に記載するという頭がなかった。そもそも、どう計算するんだか。譲渡所得税について事務長に聞きながら学習。
課税譲渡所得は、売却益➖取得費+譲渡費用で計算する。(この辺りの詳細は省きます)

収支計画は基本的にはこれまでの領収書等から1年間の収支を予測するのだが、得た収入から翌年支払う税まで計算するとは全く意識していなかった。

譲渡所得税以外にも意識できていなかったのは所得税と住民税だ。
高齢のBさんの場合、前年も納税がなく、全く税については考えなかった。前年に納税されているなら予測できたのだが。Bさんは自宅で暮らしていた昨年までは息子を扶養としていたため非課税だった。今年施設に入ったため、完全に世帯分離。よって、年金がそこそこある(公的年金に関わる雑所得の計算をすると0にならない)ため、課税される。
そこまで見れていない・・。むしろよく気づきましたね、事務長。いや、ほんと反省です。
基本的な知識くらいは得ておき、おおよその税や保険料の計算ができるようにしておきたいと思い、事務所でせっせと調べて1日を終えた。

前職では相談業務をしていたが、収入や家庭のことに踏み込むことは稀だった。後見人の仕事というのは、生活面の責任が相談援助業務よりも重い。これまでは見なくてよかった細部まで把握する必要も出てくる。税や保険料も把握して収支の予測を立てておかなくてはならないということだ。

福祉関連以外の知識も要求される仕事。本当に勉強になるのだが、餅は餅屋。今更司法書士や税理士を目指すわけではないので程々に。社会福祉士の専門性を意識して突き詰めていかないと他の専門職のような独自性が認められることはない。しかし、社会で生きるクライエントを全人的に理解するためには、「広く浅く」多方面の基礎知識を油断なく得ておくことも私たちの専門的支援の一助になるのは間違いない。視野を広げることは、ソーシャルワーク理論ばかり追い求めるよりも有用なのではないだろうか。
私たちは社会の変化を捉え、学び続ける、努力し続ける以外にない。どのような学びもクライエントの利益につながる可能性を秘めているのだから。

明日から6月。祝日が全くない月で、のび太くんが嫌いな月らしい。今日事務所の先輩が言っていた。なるほど、勉強になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?