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スーパーヒーロー戦記を観ました【ネタバレ注意】

はじめに

 当記事には2021年夏公開の映画作品「スーパーヒーロー戦記」のネタバレが多く含まれています。これから見る予定のある方でネタバレが苦手な方は登記時の閲覧は推奨いたしません。




ーーーーーここから先、ネタバレ注意ーーーーー





久しぶりの武器としての最光

 最近(記事作成時点では2021年8月頃)のセイバーにおける最光は最初からエックスソードマンに変身して戦うことが非常に多い印象を受けますが、登場直後はメギドから人間を切り離せる特別な光の剣としての役割を担っていたこともあって、今回の映画で久々にセイバーが使用するアイテムとして活躍する最光は懐かしさもあり、楽しめました。

芽衣ちゃんがヒロインしてた

 川津明日香さんはかわいいのに芽衣ちゃんは基本的に騒がしいため、かわいさが半減してしまってる印象ですが、かわいらしい和服姿を披露したり、"ショウタロウ"が芽衣ちゃんにデレデレだったりと普段のセイバーよりもヒロインポイントが高めで嬉しかったですね。
 川津明日香さん、和服めちゃくちゃ似合ってましたね。

おかえり、ゼロワン

 個人的に、飛電或人が久しぶりに帰ってきたという感じがしました。
或人を見るのはREAL × TIME以来なのでそこまで久しぶりではないのですが、「仮面ライダー滅亡迅雷」がかなりしんどい展開でしたし、「仮面ライダーバルカン×バルキリー」も重ためな内容が予想されるので、飛電或人のいつものくだらないギャグにホッとしました。久しぶりに聞くと嬉しくなるものですね。
 しかも、今回のゼロワンのスーツアクターは縄田さんですね。圧倒的なスタイルの良さたるや。
 とにかく、セイバーとゼロワンの初共演というのもファンとしてはようやく見れて嬉しかったですね、個人的にはもっと二人の共演を見たかったのですが、クロスオーバー作品で登場キャラクターも多いので致し方なし。

久しぶりの谷千明

 時雨くん(キラメイブルー)はついこの間まで観ていた気がするのでそこまで「久しぶり」感はなかったですが、千明(シンケングリーン)に関してはめちゃくちゃ久しぶりですね、恐らくゴーカイジャー以来ですよね?
 谷千明、全く老けてませんね。もう放送から11年くらい経ってるはずなんですけどね。おかしいですね・・・

平和になった飛羽真の人生

 「仮面ライダーセイバー」の禁書の結末のシーン・・・からのヒーローからヒーローである部分を奪った人生の場面はどこか怖さがありましたね。
 みんな幸せそうで素敵な人生であるはずなのに、現実じゃない感じが既存の作品では見かけることのない特殊な撮影技法によって表現されてて新鮮な気持ちでした。
 その撮影方法はグリーンバックを使用したクロマキー撮影なのでしょうが、あそこまでの長い時間の合成シーンはなかなか見かけませんね。コロナ禍を受けての撮影技法なのでしょうか?ゼンカイジャーの序盤(第三話)でも氷漬けになった街を再現するために、合成の長回しが行われていましたね。
コロナ禍に撮っている映画だからこその工夫が感じられるシーンでした。

大人になったルナ

 大人になったルナが本編に先がけて登場。なぜ大人になっていたのかは描かれていませんが、本編と同じ経緯であるならば「大人になった飛羽真と賢人に合わせた」のでしょうね。しかも美人に・・・!

誰なんだ、あんた一体(代役声優)

 平成ジェネレーションズFOREVER以降、レジェンドライダーは本人を呼べなくても過去の作品のアフレコ音源を再利用することで代役の違和感を未然に防いでくれていたのですが、アレはジオウ限定だったのでしょうか。今回は代役声優のオンパレード。映画が面白かっただけに、ここは少し残念だなと感じてしまいました。
 ただ、ディケイドの声は井上正大さんに似ていたような気がしますが、アレも代役なのでしょうか?気になりますね。

ゴレンジャーの原作者って…

 これ、結構びっくりしました。それは特撮ファンとして如何なものか、ということはわかっているのですが、私は石ノ森章太郎氏がゴレンジャーの原作者だと知らず、自分が見てきたスーパー戦隊で原作者として記載されていた八手三郎という方がそうなのだろうと思い込んでいました。
 映画を見終わったあと、これって最初の八手三郎は石ノ森章太郎だったってこと!?とパニックになってしまったのですが、後日調べてみるとスーパー戦隊は本来、スーパー戦隊の3作目としてカウントされているバトルフィーバーJを起点とする予定であり、ゴレンジャーは元々スーパー戦隊に含まれるはずではなかったという説もあるみたいで、ゴレンジャーの原作者は八手三郎氏ではなく、石ノ森章太郎先生であるようです。つまり、八手三郎氏はバトルフィーバーJから、ということです。知りませんでした・・・。
 ゴレンジャーの生みの親は石ノ森章太郎先生だけど、スーパー戦隊の生みの親は八手三郎氏というちょっと不思議な事実を知ることになりました。
 ちなみに八手三郎という方は昔の東映のプロデューサーである平山亨氏のペンネームであったという説が有力であるようです。

まさかの同時上映

 スーパーヒーロー戦記が始まる前、飛羽真たちが「エンドロールの後に素敵な映像があるよ」というようなことを言っていたのでなにかおまけがあるんだ、と楽しみにしていたのですが・・・

20分の短編映画だと思わないじゃない・・・

 本当にびっくりしました。たっぷりとカロリーの高いクロスオーバー作品を観終わったあとに、まさかこれから始まるライダーの短編映画があるなんて思うわけないじゃないですか。完璧に予想外でしたよ。
すごく衝撃的でしたが、内容としてはリバイスのことがよく分かる短編でしたね。
リバイスドライバーが早く欲しくなりましたし、リバイスの放送開始も楽しみになりましたし、なによりバイス君がかわいくて楽しみになりました。
追記:リバイスの短編映画はリバイスの時系列だと、3.5話にあたるようです。メガロドンバイスタンプを入手するのはこちらの作品ですので、「仮面ライダーセイバー 増刊号」の時系列はリバイス3.5話以降ということになりますね。

ハッピーバースデー!

鴻上会長は一体何をしているんでしょうか…?
とにかく驚いてしまいました。鴻上会長が出るなんて知らなかったので・・・本当にびっくりしました。
しかもオーズと全く関係ないのに…?オーズ10周年くらいだけど、なんで、なんで…?
追記:オーズの新作の情報が解禁された現在ならば、少し納得できるような気が・・・いや、やっぱりわけがわかりません。

結論

 この映画の監督と脚本が金田米村コンビじゃなくて良かったと思います。
あのコンビだったらこの作品の情報量を処理しきれないだろうし、いつも通りの人を選ぶ賛否両論が激しすぎる映画になっていたであろうから、今回の田崎毛利コンビには感謝しかありません。
 なぜか仮面ライダーは虚構、とかそういうテーマの映画作品が続いていますが、「平成ジェネレーションズFOREVER」では自らの存在が虚構だと知って落胆する常磐ソウゴ/ジオウに対して、本編で同じ苦しみを味わった先輩である桐生戦兎/ビルドがソウゴに言葉をかける素晴らしい展開があったみたいに、今回は物書きである神山飛羽真が物語を完成させるというセイバーならではの強みを活かした良い作品だったなと強く感じます。素晴らしかったです。
こういうメタ的な切り口の作品が好きなので、いろんなメタ的な作品が増えているのはかなり嬉しいですね。
それはさておき、リバイスが楽しみになりました。

それではまた。

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