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すみた たかひろ
2021年5月26日 19:25
アランの「幸福論」という本がある。僕は普段本を読んで泣きそうになることはあんまりないのだけれど、実はこの本はこれまでにないくらい感情がこみ上げた本だった。その理由は少し特殊だ。というのも、いつしか実家の本棚に眠ってあった岩波文庫のかなり古いものを見つけて東京に持っていったのだが、読み進めてみると赤線がたくさん引かれてあることに気がついた。僕は次第に理解した。それは、母が僕を産み育てている時