学習を「点」ではなく「線」で捉えていませんか?
こんにちは。
私は、某Webマーケティングスクールで講師を務めていました。
その当時のことを、ふと思い出したので、noteにまとめておこうと思います。
順調に進める人と、うまくいかない人の違い
ふと思い出したこと――。
それは、スクール生の中でも、割と順調に進める人となかなかうまくいかない人がいたなぁと。
両者の何が違っていたかというと、「点」ではなく「線」で課題を捉えられていたかどうか、ではないかと思うのです。
なかなかうまくいかない人は、目の前の課題を解くことに必死で、いきなり課題に取り組もうとします。
要は、課題を終わらせることが目的になってしまっているのです。
一方、割と順調に進める人は、課題の目的や前の課題との繋がりを意識しながら取り組む傾向にあります。
こういった人は、課題の取り組み方についての質問も多い印象です。
彼らは、解くべき課題(問題)を明らかにして、「やるべきこと」を整理。そうすることで、課題を通して得られることをイメージしていたのでしょう。
だからか、提出物の完成度がイマイチだったとしても、ピントがズレていることは少なかったです。
逆算思考が苦手なら、積み上げ思考でOK
「点」ではなく、「線」で捉えられるためには、計画性もある程度、必要でだと思います。
いわゆる、先を見通す力ですね。
ただ、「計画を立てるだけで精一杯…」 「逆算思考って苦手…」 という人も多いのではないかと思います。
(私も、計画を立てるのは苦手な方です…)
そんな人は、未来起点で「今」を考えるのではなく、振り返り重視の「積み上げ思考」にトライしてみると良いかもしれません。
課題の目的がどう、とか、
課題に取り組むことで何を得られるのか、とか。
そういったことを考えることが難しければ、一旦、課題をやってみる。
やったうえで、「できたこと」や「できなかったこと」、また課題に取り組む最中に「感じたこと」をメモしておくのです。
それに、何らかのフィードバックが加わることで、主観という「点」と客観という「点」が交じり合い、新たな気づき(線)を得られるのではないかと思うのです。
もちろん、すぐに「点」と「点」が結びつくとは限りません。
ただ、積み上げ続けることで、何かしらの繋がりが生まれる瞬間がやってくるはずです。
忙しいと、振り返ることを疎かにしがちで、私も「積み上げる」という意識が遠のいてしまいます。
ただ、学習に限らず、あらゆるモノ・コトを「線」で捉えられると、スムーズに進むことが多いのも確かです。
逆算思考でも、積み上げ思考でも、あるいは、他のやり方でも、自分なりに工夫して「線」で考える意識を持ちたいものですね。
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